「はぁ…っはぁっ…」
『善逸くん…落ち着いて…?』
「ミノリチャンッ…!」
「炭治郎ぉ…みのりちゃん…俺を守ってくれるよなぁ…っ?」
「善逸、みのり、ちょっと申し訳ないが」
『どうしたの?』
「前の戦いで俺はあばらと足が折れている」
「そしてまだそれが完治していない…だから…」
『分かった!別行動ね!』
「えっ?ええ〜っ!何折ってんだよ骨っ!」
「折るんじゃないよ!骨っ」
「折れてる炭治郎じゃ俺を守りきれないぜ〜!」
『ぜ、善逸くん…』
あわわ…また善逸くんが泣いちゃった…
「お、お兄ちゃんっお姉ちゃん!あの箱…カリカリ音がして…」
『わっ!な、何で来たのっ』
「だ、だから置いてきたのは切ないぞっ」
ドンッ
『っ!』
物凄い音がしたっ
ドンッ
「ご、ごめん…っ尻が…」
ポンッ
『あっ!』
突然部屋が変わって…1人になっちゃった…
あわわ…どうしよう…っあの子達1人じゃなきゃいいけど…っ
と、とりあえず探索してみよう!
もしかしたら…鬼がいるかもっ
ポンッ
『わっ?!』
ま、また部屋が変わっちゃった…
『…?い、イノシシっ?!?!』
「あ?何だお前」
部屋が移動するとイノシシ?の被り物を被った人がいた
『もしかして君もこのお屋敷で迷い込んだ人?』
「あ?違ぇよっ俺はなぁ」
ポンッ
『っまたっ!』
「…」
『あっ…!』
部屋が移動すると炭治郎くんと太鼓をつけた鬼らしき者がいた
「ウハハハ…!」
「猪突…猛進!!!」
『きゃっ…!』
あわわ…イノシシくん行っちゃった…っ
『あっ…!』
イノシシくん…よく見ると刀握ってる…それに…
刀の形が…ギ、ギザギザになってる…
「さあ化け物!」
「屍をさらして俺がより強くなるため…」
「より高く行くための…踏み台となれ!」
「腹立たしい…腹立たしい…」
「行くぜ!猪突…」
「猛進!」
ポンッ
『あっ…!』
また部屋が移り変わっちゃうっ
『危ない!』
「ウッ」
『…っ!』
「うわっ…っ」
「きゃあっ!」
『大丈夫っ?!』
「てる子!家具に捕まれ!」
『きゃっ?!』
イノシシくんに蹴られたっ?!
「ソイツは異能の鬼だ!」
「むやみやたらに斬りかかるのはよせ!」
「ウハハハ…」
どうしよう…イノシシくんは鬼に斬りかかっちゃったし…
わたしもっ少しは攻撃をっ…だけど…
異能の鬼…血鬼術を使うし…
もしかしたら何かをするのかもっ
「腹立たしい…」
「小生の家で騒ぐ虫ども…」
ポンッポンッ
「うわっ!」
『わっ!』
あの太鼓を鳴らすと部屋が移動するんだ!
もしかして…あれが【血鬼術】?
「うおっ」
「きゃ…きゃっ!」
「アハハハ…ウハハハ…」
「部屋がグルグル回ったぞ…面白ぇ!」
『あっ!』
イノシシくん…女の子踏んじゃってるっ
「人を踏みつけにするな!」
「…なんだテメェ」
『こんな小さい子を踏むなんて…どうするつもり?!』
「アハハハ…いいね…いいね!」
「人間に投げ飛ばされたのは…」
「初めてだぜ!」
「はぁっ!」
『ひゃっ!』
「みのり!」
何でわたしに向かってくるの…っ
日輪刀を持ってるけど…鬼殺隊じゃないの?!
「俺の刀は痛いぜ…」
「嬢ちゃんが使うような刀じゃねぇからよ…」
た、確かにっギザギザしてるし…
「ちぎり裂くような切れ味が自慢なのさ」
「やめるんだ!そこに鬼がいるんだぞ!」
「知るか!はっ!」
「虫め…」
「消えろ…死ね!」
ポンッ
『あっ…!』
「うおっ?!」
畳に傷がっ?!
ポンッ
『っ…!炭治郎くん!イノシシくん!』
「ああっ俺の事はいいから!」
「俺はイノシシくんじゃねぇっ!」
『…っ!』
イノシシくんと一緒の部屋に移動した
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