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ガサゴソ…バン!

急に部屋から音がした。セオドア以外は誰もいないのに。

でも、セオドアには理解できた。イマジナリーフレンドさんだ!また僕と一緒に遊んでくれるんだ!

音のしたほうをのぞきこんでみると、そこにはやはりプロトタイプがいた。どうやら、棚にぶつかってしまって、上に置いてあるおもちゃが上から落ちてきて下敷きになってしまったみたいだ。

「今たすけてあげるからね!イマジナリーフレンドさん!」

おもちゃをどかしてあげた。

「ああ。ありがとう」

「どういたしまして!今日も僕と一緒に遊ぼうよ!」

「…それは1回置いとくとしてだな…」

なんかいつものイマジナリーフレンドさんと違う…。

「その、おとといの、こと。もうあれが起きてから、あそこにいきたくないか…?」

思っていたことと違うことを言われたので、セオドアはきょとんとしてしまった。

「え?あ、そんなことかぁ。ん~、今はもう痛みはなくなったけど、またあそこにいくのはちょっと怖い…」

「だよな。わかった。じゃあ、私は一旦、しばらくここを離れる」

「え?なんで?ぼくのこと、嫌いになっちゃったの?」

「いやいや、嫌いになった訳じゃないんだ。また近いうち、ここに戻ってくるから安心してくれ 」

「…わかった」

イマジナリーフレンドさん、何するんだろう?しばらくってどのくらい?

「あ、あのっ…」

プロトタイプにそのことを聞こうとしたが、なぜだか、今までいたところにはいなかった。

「イマジナリーフレンドさんって…すぐ消えるよね」

セオドア・グランベルとプロトタイプの物語

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