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「 仁木辰美君はなににそんな怯えているのかなァ? 」


うざったい聞き覚えのある声がした。


「 あ、出た。 」


目の前には豊岡漱が居た。はぁーあ。


「 なにそのゴキブリ出た時みたいな反応。ゴキブリと俺を一緒にしないでいただけます? 」


「 ごめんって。びっくりしただけ。 」


「 そーれーよーりー。仁木辰美くーん。貴方もう2年生ですわよ? 」


「 なにその口調気持ち悪いよ…それに2年生だからってなにすんのさ… 」


「 頼りがいのある先輩にな、 」


「 なれません。結構です。 」


「 んも~なんてこというんよ。 」


それから校門をくぐり教室前まで行ってクラスを確認する。


「 に…に…仁木…あ、あった。 」


A組のクラス表に俺の名前はあった。そして一つ上を見ると


「 と、豊岡漱…? 」


漱の名前があった。


「 はぁ…めんどくさくなりそう。 」


そう思い席に着く。全部で6列あって窓側から2列目の一番後ろ。この一個前は漱…


また始まるね。普通の生活が。









燕帝山 高校 排球部 の 日常  68話~

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