コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「 仁木辰美君はなににそんな怯えているのかなァ? 」
うざったい聞き覚えのある声がした。
「 あ、出た。 」
目の前には豊岡漱が居た。はぁーあ。
「 なにそのゴキブリ出た時みたいな反応。ゴキブリと俺を一緒にしないでいただけます? 」
「 ごめんって。びっくりしただけ。 」
「 そーれーよーりー。仁木辰美くーん。貴方もう2年生ですわよ? 」
「 なにその口調気持ち悪いよ…それに2年生だからってなにすんのさ… 」
「 頼りがいのある先輩にな、 」
「 なれません。結構です。 」
「 んも~なんてこというんよ。 」
それから校門をくぐり教室前まで行ってクラスを確認する。
「 に…に…仁木…あ、あった。 」
A組のクラス表に俺の名前はあった。そして一つ上を見ると
「 と、豊岡漱…? 」
漱の名前があった。
「 はぁ…めんどくさくなりそう。 」
そう思い席に着く。全部で6列あって窓側から2列目の一番後ろ。この一個前は漱…
また始まるね。普通の生活が。