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精髄
カレシの冷たい手が精髄に鼓動をあたえた
カヒュッ
カレと付き合ったのは去年の冬
告白された時は寒く口からは白を孕んだ空気がでる
そんな時だった
青「好きです」
桃「え…」
寒いから?好きだから?
なんでそんな顔赤いのかすごく知りたかった
桃「いいよ」ニコ
別に好きだなんて感情別になかった
ただ
人を好きになりたかっただけなの
青「今日さ…俺ん家こない?」
だなんて言葉で昼休みの会話はスタートした
桃「急になにw」
青「いや…そろそろ付き合って1年だし…」
ぱかっと音をたて肉につけたたれの匂いが鼻をさす
桃「今日塾あるから20時までならいける」
青「じゃあそれまでおいで」
おいでってなんだよ
だなんて言えず うん と端的な言葉を返し米を食べ始めた
その時ふと気づいた
告白された時と同様息を吐くと白を孕んだ空気がでることを
今日一緒に帰らない?だなんて友達の言葉は否定してカレと帰る
ぴたっ
歩くたびにすこし手が触れ合う
そんな近寄るなら手つないできたらいいのに
突き放さないから
シンにうけとめるから
でも私は自分から繋がない
だって私
桃「臆病だもん…」
青「ささっ家入りな寒かったでしょ」
だなんて言葉をきき家に入った
ひんやりとした空気が私を襲った
さむい つめたい
青「俺の部屋2階上がって一番最初の突き当りの部屋だから」
桃「わかった」
にこっと返して
桃「先行っとくね」
なんて返すと少しカレはほっとしたのか肩を落としリビングらしきところに行った
ガチャ
部屋をあけるとキレいとも汚いとも言えない
the普通の男子部屋
みたいな感じ
それにしてもさむい
さすが今年最低気温を更新しただけある
どこに座ればいいのか
だなんて悩んでると
カレが来た
青「ごめんお湯にするの時間かかっちゃった」
桃「大丈夫だよ」
青「そこ座りな」
桃「はーい」
座ると私の前にココアが前に出された
ゆげがもくもく出ていてとてもあったかそう
両手でそっとカップをのみ
鼻先でゆげを感じて
息をふきかけ
一口をいただく
桃「おいしっ…」
そうするとカレがぱっと顔を明るくして
だろ!?って言うとまたこれの作り方について長く語られたが私にとってはどうでもいい話
案外楽しかった
桃「もうすぐで塾だから帰るね」
青「おう またおいで」
桃「時間があえば」
だなんて端的な言葉を残して帰ってった