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言葉とは美しい
人と人を繋げる
私は私の母国語が好きだった
珍しい字ではあったものの
一文字一文字に力を込めて手紙を書いていた
ヒスイ「…サラサラ……」
今から書く事は
翡翠という
醜い女が乗った
人生と言う名の
長い長い列車旅の話
これを_____に託します
ヒスイ「……コトッ…」
静寂が一つの部屋を支配する
部屋に残ったのは
彼女以外のものだけ
そこだけ
時間が止まっているように
窓から風だけが流れる
ヒスイ?「クスクスッw」
pk「…ギリッ…!…」
tn「…はッ…?何やあれッ…」
荒れ果てた戦地
あるのは人の無惨な亡骸だけ
そんな中で立っているのは
師匠ではなかった
姿形、声があの人のものでも
師匠のような優しさはなかった
pk「早く立てッ!」
tn「ハウス国ッ…?なんでッ!」
pk「仲間を心配しちゃッ…グッ!」
pk「戦わないんだったらッ…」
pk「邪魔だから逃げてくんないッ⁉︎」
tn「ッ!!」
pk「後で必ずッ…お前を殺すけどッ…ねッ!バッ!」
ヒスイ?「愚かな人間と神の子だ…スッ」
pk「”白流ッ…”」
pk「”天狗風ッ!”ブォンッ!!」
ヒスイ?「……スゥ…パチッ!」
ヒスイ?「”黒流”」
pk「ッ?!」
ヒスイ?「あぁッ…w実に愚かだなぁ”ッ!」
ヒスイ?「お前がこの女に与えたんだろうッ?!wブワッ!」
pk「ッ!」
ヒスイ?「与えたものが仇となったなッ…クスクスッw」
pk「こんのッッッ!」
pk「カキンッ!」
pk「ズサッ!」
tn「あれはッ…あれは一体何なんやッ!ガッ!」
整理しきれない
頭が追いつかない
あまりにもの混乱に
手に力が入った
pk「掴むッ…なッ!パシッ!」
tn「……師匠はッ…あれはッ!」
pk「状況を把握しろッ!今戦ってるのはヒスイじゃないッ!」
pk「ヒスイの姿をした邪神だッ!」
pk「さっきも言ったはずだッ!」
pk「俺はお前に構わないとッ!ダッ!」
ヒスイ?「……無意味だと言うのにッ…ウルッ!」
ヒスイ?「…人間とはやはり愚かッ…グスッ…」
pk「ヒスイの姿で喋るなッ!トンッ!」
ヒスイ?「でもだからこそッ…」
ヒスイ?「フフッ!w」
ヒスイ?「ヒュッ!」
pk「(蹴りッ!」
pk「バキバキッ!」
pk「ッ…ゴフッ!」
ヒスイ?「……終わりだな…w」
pk「ドゴォンッ!」
tn「…はぁ”ッ…はぁ”ッ…」
呼吸をする度に
針で刺されるような痛みが走る
目の前の現実から逃げたくて
ヒスイ?「さて…おまえも楽にしてやろう…」
tn「師匠ッ…ししょーッ…ギュッ…」
片腕の痛みが
徐々に増していく
これ以上
師匠が師匠を壊すのも
誰かに師匠を殺されるのも
tn「もうッ…ボッ!」
tn「ッ!!」
ヒスイ?「…神の炎ぉ”ッ…!」
ヒスイ?「己ぇッ…憂炎めぇ”えッ!ガッ!」
憂炎「私は…お前の存在があったことにより…」
憂炎「翠巒や他の巫達がお前のために死んだ…」
憂炎「私はお前を許さない…カツカツ」
憂炎「お前のせいでッ…!」
憂炎「返せッ…返せッ…!」
憂炎「返せ返せ返せ返せ返せッッ!」
憂炎「虎の尾を踏みッ!」
pk「ッ‼︎ガララッ…」
憂炎「竜の逆鱗に触れたことをッ!」
tn「ふぅッ~…!」
憂炎「存分に味わうといい”ッ!」
ヒスイ?「(再生しないッ…!」
ヒスイ?「(あの時戦った以上の倍の威力があるッ!」
tn「どうして…俺の大切な人を奪おうとするんや…ザッザッ…」
ヒスイ?「お前達人間は不愉快極まりないッ!」
ヒスイ?「ゼノン様がお前達人間愛してしまってからぁッ!」
ヒスイ?「私はお前達が憎くてたまらなくなったッ!」
ヒスイ?「だから殺すのよッ!この愚かな女と同じようッ(((ビッ!」
ヒスイ?「ぁ”ッ…?!(舌がッ‼︎!」
tn「俺の師匠は不吐くしい人だ…」
tn「…いつも誰かを気にしてて…心配してて…」
tn「でもその優しさ故に師匠は苦しんできた…グッ…」
tn「…自分が死んだ方が良かったとかッ…自分が殺したんだとかッ!」
tn「足に加わる枷はどんどん重くなっていくッ!」
tn「お前はそれを愚かと言ったッ!バッ!」
ヒスイ?「(早く再生をッ!早く再生をッッ!」
tn「人間は儚いッ…脆いッ…」
tn「どうして奪うッ!」
tn「師匠は苦しみにいつも戦ってきたッ!」
tn「俺は知ってるッ!」
tn「俺の大好きな師匠はッ!タッタッタッ…」
tn「”悪鬼ものに粛清をッ!”」
tn「”炎舞断罪ッ!”ボッ!」
ヒスイ?「この人間ん”んんんッ!バッ!」
ヒスイ?「”暴殺獅子ッ!”」
pk「させるかッッ…よぉ”ッ!ブォンッ!」
pk「”疾風怒濤ぉッ!”」
tn「おぉぉおぉお”ぉ”ッ!」
ヒスイ?「あ”ぁぁあぁ”ぁッ!」
pk「帰ってこぉ”いッ!」
ヒスイ「はッ!バッ!」
ローアン「?どうかしたの、ヒスイさん」
トト「ママぼっーとしてるよ~?」
ヒスイ「いえッ…ちょっと悪い夢を思い出しただけよッ…ニコッ…」
トト「そうなの~?」
ヒスイ「うんッ…ごめんなさいローアン…少し家に戻るわッ…ニコッ」
ローアン「暑いしね!熱中症だったら大変だ!ニカッ!」
ヒスイ「えぇッ…ありがとうッ…タッタッ…」
今日はなんだかいつもと違う
誰かが私を呼んでいる
遠い声のはずなのに
知らない声色のはずなのに
近くて
親しみのある声
ヒスイ「疲れてるのよッ…きっとそうッ…」
ヒスイ「最近はローアンのパンもよく売れてるしッ…きっとッ…」
___「~~~ィッ!」
ヒスイ「ズキッ!」
誰かの声
誰の声
私の好きな声
愛しい声
ヒスイ「一体誰なのッ…ズルッ…」
幸せなのに
何故か息苦しい
もどかしい
望んでるものが手の中にあるのに
ヒスイ「何もッ…不満なんてッ…」
___「ししょっー!」
ヒスイ「ぅ”ッ!タッタッ!」
ヒスイ「…うぁ”ッ…ぉえ”ッ…!ゲホッゲホッ!」
思い出そうとする程
それを拒みたくてたまらなくなる
鏡に映る自分が誰なのか
分からなくなる
ヒスイ「誰ッ…誰が私を呼んでいるのッ…?」
ヒスイ「誰なのよッ!ガンッ!」
ヒスイ「貴方は誰ッ!私なのッ?!ガンッ!」
鏡にヒビが入ると同時に
何かがくすくすと笑っている
___「せっかく”幸せな夢”なのに…クスッw」
___「馬鹿な女だねぇ”ッw」
ヒスイ「はッ…ぇ…どういうこッ!((((」
ローアン「ギィッ…」
ヒスイ「!!」
ヒスイ「ローアンッ…?」
ローアン「どうしてッ…あの時ッ…」
ローアン「待ってたのにッ!」
ヒスイ「ぇッ…あッ…ローアンッ(((」
ヒスイ「ちがッ…フルフルッ…!」
トト「どうして僕たちを置いていったのぉ”ッ!ポタポタッ…!」
ヒスイ「ちがうわッ!」
___「何も違わないよ…w」
ヒスイ「私がッ…あの人たちをッ…ツー…」
ローアン「ドロッ…」
トト「……」
憂炎「グチャッ…」
ヒスイ「あぁ”ッ…!ぁぁあぁ”ッ!」
ヒスイ「ごめんなさいッ!ごめんなさいッ!ごめんなさいッ!ごめんなさいッ!ごめんなさいッ!」
___「クフフッwあっはははッ!w」
___「でも大丈夫…」
ヒスイ「あぁ”あッ…ぁあぁぁあッ…!グシャッ…」
____「哀れな女神は…ズズッ…」
ヒスイ?「私が喰ってやろうッ!w」
tn「……ゴフッ…タラッ…」
pk「…ぁ”ッ…ヒスッ…!カヒュッー…!カヒュッー…!」
奪命喰い「さあ人間共を地獄の底へと引きずり込もうッ…////」
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