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ある魔法使いの冒険譚 ~7つの入り口はやがて世界を巡る~

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ある魔法使いの冒険譚 ~7つの入り口はやがて世界を巡る~

35 - 34.灰燼闇影師シルバーヴィールとの決戦で、絶体絶命の危機到来!?・改

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2023年11月10日

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34.灰燼闇影師シルバーヴィールとの決戦で、絶体絶命の危機到来!?



その巻が完成した場合は、題名の横に「改」をつけます。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


〈聖光加護陣〉の光で見えた敵は、準伝説級モンスターの灰燼闇影師シルバーヴィールだった。


灰燼闇影師シルバーヴィールの階級は、


一般 《コモン》

製作 《メイカー》

希少 《レア》

特殊 《ユニーク》

秘宝 《アーティファクト》

遺物 《レリック》

古代 《エンシェント》

叙事詩 《エピック》

伝説 《レジェンダリー》

究極 《アルテマ》

幻想 《ファンタズマ》

世界 《ワールド》

神級 《ゴッド》

創世 《ジェネシス》


の中では伝説《レジェンダリー》に分類される、中型の激強モンスターだ。


それでいて、伝説《レジェンダリー》のモンスターの中では一番多い魔力を持っており、様々な魔法を使いこなす。


「いや、こんな強いモンスターがいるって聞いてないんですけど!?」


急いで逃げようとこの世界に入ってきたポータルを探したが、もうすでにポータルは消えていた。


つまり、戦うしかない。


相手は遠距離攻撃、近距離攻撃を共に使いこなす強敵。ただ、相手は一人でこっちは7人もいる。


なんとかなる、というよりなんとかする!


灰燼闇影師シルバーヴィールが聖光加護陣の光のフィールドに入ると、その次の瞬間灰燼闇影師シルバーヴィールが纏っていた黒い靄が晴れた。浄化完了。


俺たちは一斉に灰燼闇影師シルバーヴィールに飛びかかっていった。


俺は走りながら魔闘術を発動、足に魔力を纏った。そして俺は一気に地面を蹴り、先頭に躍り出た。


そして走りながら手頃の石を地面から拾い、強斬の応用技で、強斬を発動しながら石をぶん投げる!


ぶん投げられた石は銃弾も顔負けのスピードで飛んでいき、そして灰燼闇影師シルバーヴィールを貫いた。


※ピコーン※※投擲※スキル獲得※


おぉ、スキル獲得できた。多分このスキル、物をぶん投げるスキルかな?


ただ、こんな攻撃で倒されるほど伝説《レジェンダリー》級モンスター、灰燼闇影師シルバーヴィールは弱くない。


すぐさま俺を標的にして、闇の靄に包まれた球をいくつも飛ばしてきた。


後ろにいるみんなに球が飛んでいかないよう、時には剣ではたき落とし、時には魔法杖に持ち替えて魔法で反撃したりした。


すると突然耳元をビュッと音を響かせながら、なにかが飛んでいった。


何だ!?とその物体を見るとそれは、投擲されたホテアデスのハンマーだった。


ハンマーはそのまま勢いを緩めることなく空間を突き進み、灰燼闇影師シルバーヴィールの頭部にクリーンヒットした。


ボカッ!


辺りに鈍い音が響き渡り、灰燼闇影師シルバーヴィールは地面に片膝を着いた。


そして灰燼闇影師シルバーヴィールは巨大魔法杖を握りしめ、なにか魔法を使用しようとした。


「そうはさせない!」


リイナはそう叫ぶと、豪燃の如く燃える巨大火球を生み出し、灰燼闇影師シルバーヴィールに向けて飛ばした。


そして灰燼闇影師シルバーヴィールが魔法を使用しそうになった次の瞬間巨大火球が灰燼闇影師シルバーヴィールにぶつかり、ものすごい大爆発が起こった。


ドガアアアアァァァァン!!!


辺りは一瞬で熱風が吹き荒れ、火の粉が飛び散る地獄絵図になった。


だが、俺たちはリイナが一瞬で発動させた魔法防御結界に包まれ、巻き込まれずにすんだ。


流石にもう倒しただろう、と俺達は思ったがリイナは眉間にしわを寄せて、灰燼闇影師シルバーヴィールがいるであろう空間を睨みつけていた。


その次の瞬間!空間が漆黒に包まれ、灰燼闇影師シルバーヴィールのいる空間が黒紫に光り輝き、闇の光と例えるのが一番の光が空間を包み込み、聖光加護陣のフィールドを掻き消してしまった。


ヤバい、流石は伝説級。完全に舐めてかかってた。


聖光加護陣をもう一度使用しようとするが、魔法陣が出現した瞬間に魔法陣が消えてしまう。


この攻撃に耐えているのは、もはやリイナの結界だけ。


一体リード達は、灰燼闇影師シルバーヴィールに勝てるのか!?

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