第一話
『恋愛などくだらない』
私はそうずっと思っていた
カレン「異性といちゃついて何が楽しいのか」
生まれてから18年、恋愛とは無関係だった。
私にはやらないといけないことがある
異性といちゃついてる暇などないのだ
カレン「それに、、、」
私の父親は私が幼い頃に浮気をして
母と私を置いて蒸発したクズだ
それもあり、私は男が
大嫌いだ
〜 〜 〜
(学校)
モブ子「ねぇねぇカレンさ〜ん」
カレン「…なんでしょう」
モブ子「今日の放課後〜他校の男子と合コンが
あるんだけどぉカレンさんも行かない?」
カレン「すみません、今日も用事があるので」
モブ子「カレンさんっていつも用事あるんだねぇ
忙しそ〜w」
カレン「はい、それでは」
モブ美「ねぇモブ子〜wあんたカレンさんが
来ないの知っててまた誘ったんでしょw」
モブ子「え〜だってwなんか可哀想じゃんw」
カレン(余計なお世話)
〜 〜 〜
(家)
カレン「さて、今日の課題は…」
私には毎日やることが沢山ある
合コンなどくだらない遊びに
付き合ってられないのだ
毎回誘われるのは面倒だが然程問題ではない
ふと窓を見た
私は自分の部屋から見える海が好きだった
とても綺麗で、この景色を見ると課題が捗る
今日も海が日の光を浴びてきらきらと
光っていてとても綺麗だった
カレン「よし、頑張ろう」
机の鏡を見た私は驚いた
鏡に映っている私の後ろに誰かが立っていたのだ
カレン「!?」
私は驚き、その場でかたまる
ゆっくりと後ろを振り返と、
そこにはこちらを見ている見知らぬ男が
立っていた
だが、その男には足がなかった
カレン「きゃあ!!」
私は瞬時にその男から距離をとり、
近くにあったライトを構える
心臓の音がうるさい
カレン(ど、どうしよう…!!)
もしこいつが襲ってきたとして勝てる自信がない
幽霊「…..」
カレン「あ、あんたは一体なんなの!?」
幽霊「……え!?何!?」
カレン「ゆ、幽霊が喋った!!」
幽霊「え!?幽霊!?どこどこ!?」
カレン「あんたよ!!!!」
幽霊「え!?…あ、そっか俺幽霊なのか!
あ〜焦ったぁ!w」
何この幽霊!!馬鹿なの!?
幽霊「安心して!俺は大丈夫なほうの
幽霊だから!」
カレン「大丈夫なほうってなによ!」
カレン(なんなのよ…こいつ)
幽霊「いやぁびっくりしたぁ!
急に大声出すんだもん!」
幽霊「ていうか俺が見えるの!?
俺幽霊だよ!?」
カレン「知らないわよそんなの」
私はどうして普通に幽霊と
会話しているのだろうか
そもそもこの世に幽霊など存在するのだろうか
幽霊「あのーなんだっけ…
あ!霊感?って言うんだっけ?
そう言うのがあったりするの?」
カレン「そんなのあるわけないでしょ」
幽霊「えーじゃあなんで見えるんだろぉ」
私には小さい頃から幽霊らしき者が
見えていたなんてことはない
だから幽霊や都市伝説なんてただの妄想だと
思っていたのに
カレン(ほんとにいるなんて…)
まだ信じれない私はもう一度窓を見た
幽霊「ここから見える海綺麗だよね!」
カレン「え?えぇ」
幽霊「俺、海大好きなんだ!
波風も最高だし綺麗だし!」
カレン「私も海は好きよ」
幽霊「ね!いいよね〜!」
普通の男子と話してるみたい
今まで見てきた男子と変わらない
カレン「ねぇ、何で貴方はここにいるの?」
幽霊「え?」
幽霊「わかんない!」
カレン「わかんないって…」
幽霊「気づいたらここにいた感じ?w」
幽霊「でも俺結構ここ好きだよ!
海も綺麗に見えるしね!」
カレン「そう」
やはりこの幽霊は私が想像していた
幽霊とはだいぶ違う
なんか、抜けているというか…
カレン「…一応確認なんだけど、
貴方、本当に幽霊?」
幽霊「うん!多分!」
幽霊「俺浮いてるし多分そうだよw」
カレン(軽いなぁ)
幽霊「あんまり自覚ないけどなぁ」
幽霊「あ!俺名前教えてなかったよね!」
カレン「馬鹿幽霊でいいわよ」
幽霊「いやだよ!!」
蓮「俺は蓮!よろしくね!」
カレン「はぁ、、、」
蓮「君は?」
カレン「幽霊に名乗るほどの名は
持ち合わせていませんので」
蓮「えー!いいじゃん!!
教えてくれないと…」
蓮「…………」
カレン「…考えてなかったのね」
蓮「うわーん!!!」
馬鹿だ
蓮「とにかく!教えて!!」
カレン「はぁ…カレンよ」
蓮「カレー?」
カレン「か!れ!ん!!」
蓮「あぁ、カレンね!」
蓮「じゃあよろしく!カレン!」
いきなり呼び捨て、、、
蓮「じゃあ今日から俺達友達だな!」
カレン「は?なんでよ!」
蓮はきょとんとした顔でこちらを見る
蓮「え?いやもう俺達友達みたいなもんじゃん」
カレン「幽霊と友達って…」
蓮「それにカレン、友達いなさそうだしw」
カレン「はぁ!?」
蓮「カレンって友達いんの?」
カレン「いや…別にいないけど…」
蓮「w」
カレン「何よ!!」
蓮「いや?w」
蓮「じゃあ俺がカレンの初めての
友達になってやるよ!」
カレン「なっ!?」
蓮「じゃそーゆうことで」
蓮「俺達は今日から友達だ!
よろしくな!カレン!」
カレン「…….」
まさか…
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