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「……はぁ、」
あれからも会えてない、
「Ares様!!」
「どしたの?」
使用人が声をかけてきた、
新人だ…、様ずけしなくていいと言ってるのに……
「依頼です」
「そう…」
「ありがとう」
「はい、…私はこれで」
そういい、使用人が去っていった
「Ares様、こちら手紙です」
またかと思えば次は、数日前来た使用人だ、…
「ありがとう」
手紙か…親が許すはずないのに…、
受け取ればしよう人は消えていった
「…開いてみよ」
〈Aresへ〉
やっほー!手紙ありがとね!
雲雀くんに届けてもらって見たよ!
血がついてる時はびっくりしたけどそれがAresらしいと言うか、Ares生きてんだなーって思ってて嬉しいかった!
ありがとね!
Aresが過去を全て背負って私たちの元に来れるよう待ってるね!
とは言ってもそろそろいいと思うけどね〜Ҩ(´-ω-`)
ま!いいけど!!そういえばセイラもセラフくんもみんな「早く会いたい〜!!」ってなってたよ
セラフくんがなるのびっくりしたけど
ま!カナも会いたいけどね!
大好きだよ♡
待ってるね♡
〈Aresの愛しのカナより〉
カナさんらしいや、
「さてと、任務頑張るか……」
仕事も少しは頑張れた、
これもカナさんのおかげかな…、
カナさんには感謝しないと、
次の任務の場所は…
「ここだよね…」
そこは廃墟とは思えず、またしてや、恨みを持つ人間が住んでる場には見えなかった、
その瞬間トンッと音がした、次の瞬間視界が地面と近ずいていた…
まずい、敵の気配を察知できなかった…やらかした…、、
目が覚めれば怪しいヤツらがいた
ここ、アジトか…
嗚呼、やらかした…縄も解くには時間かかる…
いや、たいさくされてる、今まで以上にえぐい、
これは素人では無い、こっちをわかってる人間だ…てことは暗殺者のアジトか?…
よりによって結構できる暗殺者のアジトだ、…
「君の武器は全部回収してもらったよ」
そう、怪しい男が言った…、いやこいつよく見れば誰かに似てる気が…
「ねぇ君、…俺君と会ったことある気がするんだけど」
「…つつしめ!貴様どういう立場がご存知ないのか?」
図星かのように発している、
会ったことがあるとすれば誰だろ…、
銃を持つ手が酷く震えている
きっと一般市民とか銃を持ったことないひとだろう…
「君…銃だと俺は当たらないよ?ナイフでやらないと」
そういいナイフに持ち帰る…少し震えている様子だ…、ま、殺しになれていない方なのだろう…
今のうちに縄を解こう
「ねぇ…」
耳元から声が聞こえた
気配を感じなかった、きっとこいつが俺を気絶させた犯人だろうか…
「俺は君のこと気絶させてないよ!そういうのは別の方」
「…まぁ、いいよ」
もう1人いる?、……どしよ、声で誰だかわかってしまった、てことは俺は結局裏切られた…いや、助けてくれないということか、ここで殺されるのか…
「…殺すなら殺してくれ」
貴方達に殺されるなら悪い気はしないね…
「ッ……」
「僕にやらせて…」
バンッと音が鳴った
でも生きている…、何故だ?なぜこいつらは俺を殺さない
気づいたら縄も解けていた、
「…なぜ殺さない」
「俺を殺すためにお前らはここに連れてきたんじゃないのか?」
「セラフさん…雲雀さん…奏斗さん…セイラさん、」
「あーあ、バレてたの?」
「こりゃ、カナとアキラに怒られるね」
「バレるも何もセラお声変わってないもん」
「だって……」
「それで?真の望みは?」
「んー、Aresをこっちの世界に連れてくること!」
「…へ?」
「そろそろAresこっちの世界に来ていいんじゃないかなって 」
「家のことなら大丈夫…、」
「取引出来たから…」
「手紙も全部持ってきたからね」
この人たちは何故ここまでするのだろう…
「さ!おいで!」
そういいセラフさんと雲雀さんが手を差し伸べた、俺は無言で2人の手を掴んだ
その瞬間2人の手は血で濡れてしまった…
「あ、…ごめんなさい……、」
「大丈夫、」
「ほらおいで」
「うん…」
そういいふたりに引っ張られ、少しは暗闇から出れたのかな、
「Ares〜〜!!!」
「カナさん…手紙ありがとう」
「こちらこそありがとね!」
「カナさんの手紙大事にする…」
「うん!私も!」
「はーい!イチャイチャしない!」
「なに?奏斗嫉妬?」
「そんな事ないでしょ!」
「ふふっ」
「「「「「あ!笑った!!!」」」」」
「たまに笑ってるよ?」
「え!?マジ」
賑やかで楽しいかも…
過去のことを背負いながら生きていくのは大変だけどものすごく楽しいだろう
その後Aresは、セイラやカナの手伝いをしながら日々を暮らしている
たまにセラフ達も会いに来るそう
__𝐹𝑖𝑛.
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