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幕府残存軍の将軍たちは、とある屋敷に集まっていた。その中心に立つのは坂本龍馬だった。
「龍馬殿、我々に加勢する理由をお聞きしたい。」
幕府側の指導者が冷ややかに尋ねる。
龍馬は不敵な笑みを浮かべると、手元の酒杯を軽く揺らした。
「理由なんざ単純なもんや。雅也のやり方が気に食わん。それに、奴が築こうとしてる世界は俺の理想とかけ離れとる。」
「だが、あなたは新政府側の人間だったはず。」
「はっきり言おうや。俺にとって新政府も幕府も関係あらへん。俺が目指すのは、自分の力で支配できる世の中や。」
その言葉に、幕府の将軍たちは一瞬たじろいだが、状況は彼らに選択肢を与えなかった。
「分かった。坂本殿の力を借りるとしよう。だが、我々の指揮下で動いてもらうぞ。」
龍馬は小さく笑い、立ち上がった。
「ええやないか。お互い、利用し合う仲でいこうや。」
こうして、幕府残存軍と坂本龍馬率いる一派が結託することとなった。彼らの目的はただ一つ──雅也と加藤を討ち、新政府軍もろとも新たな支配体制を築くことである。
一方、雅也の陸上部隊は情報網を使い、坂本と幕府の動向を探っていた。報告を受けた雅也は眉間にしわを寄せる。
「坂本龍馬が幕府と組むなんて、皮肉な話やな。」
加藤が笑みを浮かべながら言う。
「面白くなってきたやないか。どうする、雅也?」
雅也は少し考え込むと、静かに呟いた。
「先に叩くべきや。奴らが本格的に動き出す前に、陸上での戦いを仕掛ける。」
「陸戦か…。俺の出番も増えそうやな。」加藤が六魂を手に取る。
坂本龍馬と幕府残存軍は、陸地の要所を占拠し始め、新政府軍の背後を突く準備を進めていた。彼らの狙いは、雅也の軍を陸と海の双方から挟み撃ちにすることだった。
一方、雅也軍は坂本たちの動きを察知し、反撃の準備を整える。
「次は、陸地での決戦や。」
雅也の声が響き渡る中、戦いの舞台は新たな局面を迎えようとしていた。