桃side
可愛らしい顔で眠りにつく莉犬は先程よりもだいぶ落ち着いていて、リラックスできているように見えた。
頬を優しく撫でると擦り寄ってくる頭。
俺の事を何よりも誰よりも信頼してくれている。
俺が居ないと死んでしまうとそう思っていることを知っている。
きっと莉犬は俺が可哀想な奴だと思っているんだろう。
優しいから見捨てられない、優しいから断れない….
友達だから一緒にいてくれる
なんて可哀想なのは莉犬の方なのに。
俺なんかに捕まっちゃって可哀想に。
でも逃がす気なんてない。
何があっても逃がさない。
もっと俺を必要としてよ。
思ってるだけじゃなくて言葉にして
さとみくんが居ないと死んじゃうって
その可愛い顔を歪めて俺に懇願してくれたらいい。
いつも別々の布団で寝ているからまさか一緒に寝ようだなんて言ってくれると思ってなかった。
いつも理性をぎりぎりのところで抑えているのに
莉犬は俺を正気じゃ無くさせるのが上手みたいだ。
莉犬は何も知らなくていい。
俺の本心なんて気づかないまま全てを俺に預けれくれたらいい。
コメント
2件
え、めちゃくちゃ好きすぎるんですが😭💕主様天才すぎますって!!赤くんsideからの桃くんsideだと2人の思ってることが違っててでも赤くんは依存してるし桃くんは依存して欲しいしっていう対立のようで噛み合ってる感じがなんとも言えないくらい好きでした🥹🤍