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君へ渡す言葉。

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君へ渡す言葉。

20 - 三日月ステップ。

♥

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2024年04月09日

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曲パロです。

今回の曲は「三日月ステップ」です。

歌詞を見る感じ、一人の子を二人の人が

取り合う感じかな?となりまして、

太敦の他に好きなカプは〜……ってなって、

乱敦(乱歩さん攻め敦くん受け)に

登場して貰うことになりました。

地雷の方はどっか消えて下さい。

太宰さんがなんか可哀想です。

乱歩さんが乱歩さんじゃないです。(?)

敦くん被害者です。

なんか太宰さんと乱歩さんが病んでます。

上記の事が全部確認できましたら、

お進み下さい。

批判コメント‪禁止。(じゃあ見んなって話よね)

スタート。


気付いてない。

誰一人。

朱の空に。

ただ冷ややかに。

ビルの隙間に。

恋する様に。

見惚れてたいの。

いなくなってしまう前に。


「やぁ、敦くん!」

「月下獣、かなり制御出来る様になったね!」

「本当ですか!?」

「嗚呼。それにもう少し力を込めてみて」

「判りました!」

月下に輝く銀色の髪は、

私の心を掴む。

嗚呼……とても、

「綺麗だね〜!」

「「!乱歩さん?」」

二人の声が重なる。

「何故こんな所に……」

「なんか敦が居る気がした!」

「……さ、流石ですね、乱歩さん……」

悔しい様な、憎む様な声で云う。

「まぁね!僕は名探偵なんだから!」

「凄いですね!!」

……嗚呼……

辞めてくれ。

そんな、星空の様な眼をしないで。

其の瞳に彼を写さないで。

私だけを、見ていて。

「……敦くん、もう遅いから帰ろうか」

「えぇ〜?僕今来たばっかだよ〜?」

「すいません……でも、敦くんも疲れていると思うので」

「……なら仕方無いね!」

「帰ろ!」


一方的に愛を語らせてよ。

「今日も、有難う御座いました!」

しららかな三日月。

さあ、私の手を取って。

「あ、すみません、有難う御座います」

軽やかにステップを、

「太宰さんには助けられてばかりですね……」

あと少しだけ。

だけど、

「敦もまだまだだね〜!」

「あはは……そうですよね〜……」

「乱歩さんにも、助けられてばっかですね」

やっぱり君は頬を膨らすのさ。

私の気も知らずに。


さあ私の手を取って。

「?」

鮮やかにステップを。

「っ!?太宰さん!?」

夜が来るまで。

「何をっ……!?」

「君は、本当に鈍感だね」

彼の頬が、紅く染まっていくのを感じた。

それは夢なのにね。


見つめても、

愛しても、

その肌は、

” 誰かのモノで “


目を疑う。

「ん……らんぽ、さん……」

カゴの中。

「っ……あ」

?   媚び   ?

信じたくない。

幻覚だ。

気付いたんだ。

売られてたんだ。

現実だ。

虫唾が走る。


いついつまでも、

「大好きです」

片思い。

分かってるのに、

「乱歩さん」

何故こんなに悔しいの?

一方的に君を奪われた様。

そんなはずはないのに。

いくら呼んだって、

答えてはくれないでしょう?

誰の声でも…


つまり同様、私のモノでもないのさ。

嗚呼、粗末なアイロニー。

だから、

君を思って、

泣く意味も無いのさ。

でも厭なんだ!

私のモノじゃないのに。

私のモノじゃないけど。

一方的に愛を語らせてよ。

しららかな三日月。

さあ、私の手を取って、軽やかにステップを。

あと少しだけ……


「ふはっ……」

「僕は、大事なモノとか、」

取られたくないんだよねぇ。

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