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曲パロです。
今回の曲は「三日月ステップ」です。
歌詞を見る感じ、一人の子を二人の人が
取り合う感じかな?となりまして、
太敦の他に好きなカプは〜……ってなって、
乱敦(乱歩さん攻め敦くん受け)に
登場して貰うことになりました。
地雷の方はどっか消えて下さい。
太宰さんがなんか可哀想です。
乱歩さんが乱歩さんじゃないです。(?)
敦くん被害者です。
なんか太宰さんと乱歩さんが病んでます。
上記の事が全部確認できましたら、
お進み下さい。
批判コメント禁止。(じゃあ見んなって話よね)
スタート。
気付いてない。
誰一人。
朱の空に。
ただ冷ややかに。
ビルの隙間に。
恋する様に。
見惚れてたいの。
いなくなってしまう前に。
「やぁ、敦くん!」
「月下獣、かなり制御出来る様になったね!」
「本当ですか!?」
「嗚呼。それにもう少し力を込めてみて」
「判りました!」
月下に輝く銀色の髪は、
私の心を掴む。
嗚呼……とても、
「綺麗だね〜!」
「「!乱歩さん?」」
二人の声が重なる。
「何故こんな所に……」
「なんか敦が居る気がした!」
「……さ、流石ですね、乱歩さん……」
悔しい様な、憎む様な声で云う。
「まぁね!僕は名探偵なんだから!」
「凄いですね!!」
……嗚呼……
辞めてくれ。
そんな、星空の様な眼をしないで。
其の瞳に彼を写さないで。
私だけを、見ていて。
「……敦くん、もう遅いから帰ろうか」
「えぇ〜?僕今来たばっかだよ〜?」
「すいません……でも、敦くんも疲れていると思うので」
「……なら仕方無いね!」
「帰ろ!」
一方的に愛を語らせてよ。
「今日も、有難う御座いました!」
しららかな三日月。
さあ、私の手を取って。
「あ、すみません、有難う御座います」
軽やかにステップを、
「太宰さんには助けられてばかりですね……」
あと少しだけ。
だけど、
「敦もまだまだだね〜!」
「あはは……そうですよね〜……」
「乱歩さんにも、助けられてばっかですね」
やっぱり君は頬を膨らすのさ。
私の気も知らずに。
さあ私の手を取って。
「?」
鮮やかにステップを。
「っ!?太宰さん!?」
夜が来るまで。
「何をっ……!?」
「君は、本当に鈍感だね」
彼の頬が、紅く染まっていくのを感じた。
それは夢なのにね。
見つめても、
愛しても、
その肌は、
” 誰かのモノで “
目を疑う。
「ん……らんぽ、さん……」
カゴの中。
「っ……あ」
? 媚び ?
信じたくない。
幻覚だ。
気付いたんだ。
売られてたんだ。
現実だ。
虫唾が走る。
いついつまでも、
「大好きです」
片思い。
分かってるのに、
「乱歩さん」
何故こんなに悔しいの?
一方的に君を奪われた様。
そんなはずはないのに。
いくら呼んだって、
答えてはくれないでしょう?
誰の声でも…
つまり同様、私のモノでもないのさ。
嗚呼、粗末なアイロニー。
だから、
君を思って、
泣く意味も無いのさ。
でも厭なんだ!
私のモノじゃないのに。
私のモノじゃないけど。
一方的に愛を語らせてよ。
しららかな三日月。
さあ、私の手を取って、軽やかにステップを。
あと少しだけ……
「ふはっ……」
「僕は、大事なモノとか、」
取られたくないんだよねぇ。