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題名変えました。今までは「中太集」とかいうありふれた名前だったのにね・・・めちゃくちゃカッコつけて、キャプション(あらすじ)もめっっっちゃカッコつけちゃった・・・・厨二病じゃん私。中1だけど。
・・・まああと一ヶ月ちょっとで中2だし??
いいか。
あ、ちょっとノリで女体化です!後天的!
その部屋には、いつも湿り気を帯びた死の匂いと、それとは相反する甘ったるい香油の香りが混ざり合っていた。 ポートマフィアの最下層。光の届かない石造りの一室で、中原中也は重厚な扉を開ける。カチリと小気味よい音を立てて鍵が回るたび、彼は自分の内側にある何かが、少しずつ「正気」という名の岸辺から離れていくのを感じていた。 部屋の中央、天蓋付きの寝台に横たわっているのは、かつての相棒であり、宿敵であり、そして今は「それ以外」の何者かになり果てた存在だ。
「……よぉ、起きてんのか。青鯖」
中也の声に、寝台の上の影がわずかに震えた。 返るべき軽薄な声はない。ただ、衣擦れの音と、微かな吐息だけが返ってくる。中也が歩み寄り、薄暗い部屋の照明を落とし気味に点ければ、そこに横たわる「太宰治」の姿が浮かび上がった。 それは、中也が知るかつての青年ではない。
細い肩、柔らかな曲線を描く腰つき。そして、胸元を覆う包帯を押し上げるようにして存在する、柔らかな膨らみ。 太宰治は、いつからか「女」になっていた。 それが異能の暴走なのか、それとも地下組織の毒婦が仕掛けた悪質な悪戯なのかは、今となってはどうでもいい。ただ一つ確かなのは、その姿になった太宰を、森首領から「管理」の名目で譲り受けたのが中也であるということだけだ。
「中也、……また、来たのかい」
掠れた、しかし以前よりも幾分高い声が、太宰の唇から零れる。 中也はその声を聞くたび、腹の底が焼けるような熱に浮かされる。彼は太宰の傍らに腰を下ろし、その白い頬を指先でなぞった。 女の体になった太宰は、驚くほど脆かった。かつては体術でこそ劣れど、その精神は誰にも触れさせない鋼の城壁のようだった男が、今はただ、中也の指先一つで呼吸を乱している。
「俺の部屋だ。いつ来ようが俺の勝手だろ。……メシは食ったのか」
「……いらない。死にたいのに、中也が無理に食べさせるから、ちっとも死ねないじゃないか」
「死なせねェよ。テメェがこんな面白い姿になっちまってんのに、簡単に手放すわけねェだろ」
中也の手が、太宰の喉元へ伸びる。包帯越しに感じる脈動は、確かに生を刻んでいた。 中也は、太宰の着古したシャツのボタンに手をかけた。指先が震えているのは、恐怖からではない。この「標本」を、自分の重力ですべて掌握してしまいたいという、抑えきれない渇望のせいだ。 ボタンが一つ、また一つと外される。 露わになったのは、痛々しいほどに白い肌と、その中央に鎮座する、女の徴。 太宰は、中也の視線から逃れるように顔を背けた。その首筋には、中也が昨日つけたばかりの鬱血した痕が、紫色の花のように咲いている。
「やめてくれ、……見ないでくれ、中也」
「今更何言ってやがる。テメェの身体の隅々まで、もう俺の記憶に刻まれてんだよ」
中也は強引に太宰の顎を掴み、自分の方を向かせた。 太宰の瞳は、潤んでいる。それが屈辱によるものか、あるいは生理的な快楽の端緒によるものかはわからない。ただ、その虚無の瞳の中に、今の自分だけが映っているという事実に、中也は暗い悦びを感じていた。 中也の掌が、太宰の胸を覆う。 中也の武骨な手に包まれたそれは、驚くほど柔らかく、そして熱かった。力を込めれば壊れてしまいそうな、それでいて確かな肉の質量。
「……くっ、ああッ」
太宰が短く悲鳴を上げた。 中也の指先が、その尖端を容赦なく弾く。 乳首が、太宰の意志に反して硬く色づいていく。中也はそれを、じっくりと観察するように見つめた。 かつて、この男はすべてを見透かしたような顔で、中也を嘲笑っていた。重力使いという強力な異能を持ちながらも、結局は自分の手のひらの上で踊らされているだけだと。 だが、今はどうだ。 女体化した太宰は、中也の愛撫一つで、そのプライドを、知性を、すべて霧散させて喘いでいる。 中也は身を乗り出し、その尖端を舌先で転がした。
「ああ、……ひ、中也、中也……ッ!」
太宰の指先が、中也の背中のベストを強く掴む。 拒絶なのか、それとも縋っているのか。 中也は構わず、その柔らかな果実を吸い上げた。口内に広がる、太宰の匂い。消毒液と、甘い肌の匂い。それは、中也にとってどんな酒よりも深く脳を麻痺させる毒薬だった。 太宰の身体が大きく反り返り、腰が跳ねる。 中也は空いた方の手で、太宰の腰を強く押さえつけた。重力を微かに操作し、太宰の身体を寝台にめり込ませるようにして固定する。 逃がさない。 この標本箱の底で、永遠に。
「ほら、感じてんじゃねェか。……こんな身体になって、心まで女にでもなったか?」
「違う、……私は、……私は……ッ」
「いいや、同じだ。テメェは俺に触れられなきゃ、もう息も満足にできねェ身体なんだよ」
中也の言葉は、呪いのように太宰の耳元に注がれる。 太宰は、泣き出しそうな顔で中也を見つめた。その表情は、かつての相棒が見せたことのない、あまりにも無防備で、そして官能的なものだった。 中也は、太宰の唇を乱暴に奪った。 舌を絡ませ、唾液を混ぜ合わせる。太宰の口内は熱く、溶けてしまいそうだった。 女になった太宰は、かつてよりもずっと「生」に近い場所にいた。死を望み、無を愛した死神が、今は中也の腕の中で、必死に酸素を求めて喘いでいる。その皮肉な状況が、中也をさらに昂ぶらせた。
中也の手は、さらに下へと伸びていく。 シャツを完全に剥ぎ取り、下着の中に指を滑り込ませれば、そこは既に、溢れんばかりの蜜で濡れていた。 中也の指が、秘められた花弁を割る。
「……あ、ああっ! 待って、中也、そこ、は……ッ」
「待たねェよ。……テメェが俺を置いていった時の痛みに比べりゃ、こんなの可愛いもんだろ」
中也の脳裏に、あの日の光景がよぎる。 何も言わずにポートマフィアを去り、自分を置き去りにした太宰。あの時、中也の心に空いた穴は、どんな勝利でも、どんな酒でも埋めることはできなかった。 だが今、この手の中に、かつての自分を壊した男が、抗う術を持たない女の姿で転がっている。 中也は、指を二本、三本と増やし、太宰の奥深くまで突き入れた。
「ひぐっ、あ、……中也、……中、也ぁ……!」
太宰の声が、快楽によって溶けていく。 中也の指が内壁を擦るたび、太宰の身体は小さく跳ね、熱い飛沫が中也の指を濡らした。 中也は、その濡れた指を引き抜き、太宰の目の前にかざした。
「見ろよ、太宰。……こんなに汚ねェ色してやがる。テメェ、頭じゃ死にたいなんて抜かしながら、身体はこんなに俺を欲しがってんじゃねェか」
「や、だ、……見ないで……そんなの、私じゃ……っ」
「いいや、これが今のテメェだ。俺の専用の、……ただの標本だよ」
中也は、自身の欲望を解放した。 既に限界まで硬く昂ぶったそれを、太宰の狭い入り口に押し当てる。 女になった太宰のそこは、驚くほど狭く、中也を拒絶するように震えていた。だが、中也はためらわない。重力を乗せるようにして、一気にその奥底まで貫いた。
「あああああぁぁぁぁぁっっっ!!!」
太宰の悲鳴が、部屋の壁に反響する。 処女の壁を突き破り、中也は太宰の最深部に到達した。 太宰の瞳から、大粒の涙が零れ落ちる。それは痛みによるものか、あるいは取り返しのつかない何かが壊れたことへの弔いか。 中也は太宰の肩に深く歯を立てた。 自分の印を刻みつけるように。この世界で、この男に触れることができるのは自分だけであり、この男を壊すことができるのも自分だけなのだと、神に宣戦布告するかのように。
「……あ、……ぁ、……ちゅう、や……」
太宰の声が、弱々しく中也を呼ぶ。 中也は返事の代わりに、激しく腰を動かした。 内側から太宰をかき混ぜ、その存在を自分の一部にしようとする。 女体化した太宰の身体は、中也の動きに合わせて無様に揺れ、柔らかな胸が中也の胸板に押し潰されては弾ける。 その感触を味わうたび、中也の中の「欠落」が埋まっていく。 かつて自分を捨てた男を、今、自分は内側から蹂躙している。これ以上の快楽が、この世にあるだろうか。
太宰の絶叫は、やがて意味をなさない嬌声へと変わり、最後にはただの断続的な吐息となった。 白目を剥き、よだれを垂らし、かつての最年少幹部としての矜持など微塵も感じさせない姿。 中也は、その太宰の顔を愛おしそうに見つめながら、最後の衝撃を叩き込んだ。
「……っ、……太宰、……ッ!!」
太宰の奥深くに、熱い白濁が放たれる。 何度も、何度も、絞り出すようにして。 太宰の胎内が、中也の熱で満たされていく。女になった太宰には、この熱を拒む術はない。ただ、中也の種を受け入れ、その支配に身を委ねるしかないのだ。
行為が終わった後、部屋には重苦しい沈黙が降りた。 中也は太宰の上に覆い被さったまま、荒い呼吸を整える。 下腹部から伝わる太宰の微かな震えが、彼が生きてここにいることを教えていた。 中也は、太宰の乱れた髪を優しく整える。その手つきは、先ほどの暴挙が嘘のように穏やかで、献身的ですらあった。
「……逃がさねェ。どんな世界線に行こうが、どんな姿になろうが、テメェを追い詰めて、こうして箱の中に閉じ込めてやる」
太宰は、虚ろな目で中也を見つめていた。 その瞳の奥に、絶望があるのか、それとも安らぎがあるのかはわからない。 ただ、太宰の手が、力なく中也の腕を掴んだ。 それが拒絶であれ、救いを求める動作であれ、中也にとっては同じことだ。
「……地獄まで、一緒だぜ。太宰」
中也は太宰の額に、静かな口づけを落とした。 標本箱の中、時間は止まる。 二人の心中の記録は、また一ページ、未完のまま書き加えられた。
コメント
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こんな長文かけてすごいですね