kyo side
あまりにも神からの呼び出しがしつこいから来てみたら…
すげぇ怒ってんじゃん
神「何故呼び出しに応じなかった」
kyo「……」
どうせ何言ったって聞きいれないんだろ
神「…まぁいい」
「ルシファーの血筋だ。私は元から信用していない」
◎堕天使 ルシファー【羅:Lucifer】
一般名詞としては、明けの明星を指すラテン語であり、形容詞では「光をもたらす者」。
キリスト教において、ルシファーは堕天使の長であり、悪魔 サタンと単一の人格である。
最も美しい大天使だったが、創造主である神に対し謀反を起こし、自ら堕天使になったと言われている。
神「ここに来たということは」
「堕天使になる覚悟もできている、ということで良いな?」
kyo「当たり前やろ」
神「…大天使ミカエルよ」
「この者を追放しなさい」
やっとこっちに集中出来るようになったわ…
あ、レウおる
ru「きょーさん、!」
「どこ行ったのかと…」
kyo「そういえば何も言わずに出ていったな」
「すまん」
ru「…ねぇ、ッ」
「天使の輪、は?」
kyo「追放されたからないで?」
ru「追放って、」
kyo「俺今日から堕天使だから」
cn「遂に追い出されちゃったの?」
md「ラダオクンガ悲シンジャウヨ」
kyo「…俺はいつだってあいつ優先やから」
「てか、お前らいつからいた?」
cn「たまたま通りかかった一般人だよ」
kyo「人ですらねぇけどな」
md「オレハカメラデミテタ」
kyo「あ、そう」
-数カ月後-
cn side
ru「コンちゃん大丈夫、?」
cn「大丈夫だよ?」
「どうしたの急に」
ru「最近ずっとここに引き籠もってるじゃん」
cn「もうすぐ解毒薬できそうだからね」
ru「…たまには、ご飯食べに来てね、?」
cn「これができたらね」
ru「……うん、」
多分俺は心の中で焦ってる
毒はとっくに判明した
なのに解毒薬を作る手は進まない
もしその毒が”ここから持ち出されたのならば”
話は変わってくる
このナイフはおそらくらっだぁのもの
“自分で”毒を塗って
“自分のナイフで”刺された
こんな毒では自分が死なないことを分かってた
この毒はらっだぁや俺の血と反応して色が変わることも知っているはず…
俺とらっだぁにしか分からない
自殺行為を促すような行動をして俺に何かを伝えたかったのか
cn「俺に分かるわけないだろ…」
ガチャッ
ru「コンちゃん、!?」
「もしかして解毒薬できたの、?」
cn「まだ」
「れうさんが心配してくれたから来たの」
「だめだった?」
ru「ううん」
「来てくれてありがとう」
md「久シブリダネ」
cn「みっどぉ〜〜」
「元気にしてた?」
md「近イ~」
kyo「あんましつこいと嫌われんで」
cn「それは困る」
md「ラダオクンダッタラナ~」
cn「俺じゃだめかぁ」
md「流石ニチョット」
cn「…よし、」
『解毒薬できたよ』
ru『ほんと!?』
kyo『それ使ったらどれぐらいで起きる?』
cn『らっだぁがどこまで自己回復できるかは分からないけど多分1ヶ月ぐらいかな』
md『ラダオクン起キルノ?』
cn『うん』
『よかったね』
rd side
cn「それで俺が完璧な治療をして君を自己回復出来る程度までに回復させた」
「ら民にはこのこと言ってないから」
rd「きょーさんって俺のこと大好きじゃん、笑」
kyo「…俺は神が嫌いなだけ」
cn「ツンデレじゃん」
rd「あ、さっきの話補足したいんだけど」
「赤色だったのは敵の血ね、あとシンプルに俺がミスって自己回復できなかった」
まぁ嘘だけど
kyo「………は、?」
rd「…ごめん、」
kyo「…そんな顔すんなよ」
お前がこの顔に弱いの知ってるよ
ru「あの、」
rd「ん、?」
ru「実際ナイフに毒は塗られてたんでしょ?」
rd「それ俺のナイフやね」
自分で毒を塗って自分が刺されるつもりだったやつ
cn「じゃあらっだぁにあった刺傷は、?」
rd「あー……」
kyo「自分で刺したとか言うなよ?」
rd「そうじゃないんだけど〜……」
説明したらややこしくなるよな…
わざと自分のナイフで刺されたなんて言ったら怒られる
どう乗り切ればいいかなぁ…
md「オレタチニ言エナイコト?」
rd「…うん、ごめんな」(撫
md「ン」
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