ーーーー縛られたのは、どっちなのか。
どうも、
太宰さん視点です
⚠愛情が少しばかり歪んだ太宰さん
可哀想な中也
おださくぅ…(?)
見てて色々あれ()
太宰BL,織中BL
ーーーーーー
私と中也は、恋人だった。
世界で一番、中也が大事だったし、
好きだッた。
中也のためなら、
どんな拷問だって受けれる、
そう思っていた。
、……………18の頃、私は、
別の世界について知った。
………しってしまった。
ここから、私達二人は歪んだのだろう。
森さんを殺したように見せかけ、
ポートマフィアの首領になった。
………べつに、なりたくなんてなかった。
それでも、彼は怒った、
そりゃぁ、今迄慕ってた人を殺されたら、
否、殺してないけど、
怒るだろうな。
…………其れから私は中也にひどくあたった。
中也にひどい言葉を投げかけ、
無理やり別れた。
理由はちゃんとある。
…………今迄だと、彼は、私が死んだ後、
後を追いかねなかった。
…………だから、心を鬼にして、
態と彼に嫌われた。
…………わたしがしんだあと、
彼が心から笑って、
その次の日を生きれるように。
……………、次のマフィアの首領は、中也だ。
新しい双黒をひっぱれる、
強いリーダーが必要だ。
だから、彼が後を追い、
死ぬなんてことが無いよう、
ひどくあたった。
殴ったし、蹴った。
撃ちもした、
無理矢理犯して、
モノ、とか、駒、とか
…………………私の心は、
その度にこわれそうだった。
彼に、難しい任務や、
滅茶苦茶な内容の計画を押し付けたのは、
私がいなくなったあと、
彼がマフィアとして、計画を立てるから。
その時に、どんな物を立てればいいか、
どういうときにどうしたら良いか、
そんないろいろなパターンを見せるため。
私が首領になる前までは、ただしい計画を。
私が首領になってからは、
間違ったものを見せ、
今後どうしたらいいかを考えさせた。
間違いばかりが頭に残っても仕方ないので、
私が死ぬ直前はただしい、
計画で導くつもりだった。
………………でも、それでも、
私も限界だったんだ。
好きな人、最愛の人にこわがられ、
嫌われた、
好きな人を殴るたび、
私自身を後で殴った。
好きな人を蹴るたび、
御免なさい、御免なさいと必死に謝り、
自分の腕にナイフを走らせた。
好きな人の首を絞めるたび、
自分の首を縄で絞めた。
……………好きな人を撃ったあと、
私は自分で太ももなどを撃った。
……………………そうでもしないと、
壊れてしまうと思った。
日々痩せ、壊れていく最愛の人を前に、
私もとてつもなく後悔していた、
…………こんな方法、
取らなければよかった。
心臓を何かに掴まれたような、
そんな感覚。
泣き叫ぶ彼を気絶させ、
急いで目立たないように傷を手当して。
やせ細った体のために、
栄養剤を口に含ませた。
自傷行為の後を丁寧に包帯で包み、
彼の体を抱きしめ、
御免なさい、御免なさいと
謝りながらキスをした。
……………それでも、“ああ”してしまった。
……………彼が、私に隠れて
何かをしていることは判っていた。
それでも、自傷行為が減り、
だんだんと表情が明るくなる彼を見て、
私はそれを放っておこう、と思った。
少し任務に彼が遅れても、
私の呼び出しを少しばかり
ほっぽりだしても、
私は怒らなかった。
…………彼のためになるのなら、
そう思っていた。
…………いつもどおり、彼を無理やり抱く。
その時に見つけたのは、
………………鎖骨………、は…?
…………所有痕…?
その瞬間、頭に血が上った。
私の中也に、誰が手を出したのか。と。
そして、彼の言った言葉、
もう、相棒でも恋人でもない、
……、…俺にはもう、好きな人、
恋人がいる。
………………其の言葉に、
目の前が真っ暗になった。
仕方ないのは判っていた。
私の高性能な頭は、
こうなることも視野に入れていた、
それなのに、それなのに…
…………中也は、僕のものだ、と。
私の心の、僕が叫びだす。
気づけば、彼はボロボロ。
私は拷問室に、立っていた。
…………………気づきたくなかった、
私が、彼の幸せを壊そうとしたと、
思いたくなかった、
でも、それは事実だった。
………………酷い、体、…
すべて、私がつけた、きず。
あぁ、ごめん、御免なさい…
ものすごく痛そうな傷を負った彼の目に、
光なんてなかった。
…………彼の、このからだじゃ、
もう、動けない。
体術も、異能も、ご法度。、
そんな、そんな体。
おそらく一歩歩くだけで激痛が襲うだろう。
思い出すと、
私は彼の恋人を誰か知ろうとしていた。
………彼が、その人を私に教えていれば、
私はその男を拷問にかけ、
殺していただろう。
…………自分が、恐ろしくなった、
わたしは、ぼくは、最愛の人に、、
こんな、こんな、人並み外れた、
悪魔みたいな事が出来るのだ、と。
彼の鎖をとき、
私はその場に座り込んだ。
………もう、消えてしまいたかった。
それでも、織田作、の、ために、
…………そう思い、
私は血まみれの拷問室で意識を失った。
……。………私は、最愛の人を拷問しても、
叫ぶことすらしなかった。
私は、ぼくは、にんげんしっかく、だ、
其れからある程度落ち着き、仕事をしていた。
彼はまだ、帰ってこない、
そんなとき、マフィアビルの外に人影。
黒い帽子、血だらけの体、
…………間違いなく、中也…
その光のない目と、目が合う、
…………かれのむかうさきは、屋上…
嫌な予感がして、
すぐさま階段を駆け上り、
彼の方へと近づいた。
ひたすら、彼を抱きしめたかった、
謝りたかった。
あぁ、ヨコハマの夕焼けは、美しかった、、
そんな、美しい夕焼けの日、
…………………、彼は、
私へ呪いの言葉を残し、死んだ。
『大ッ嫌いだ、死んじまえクソ野郎』
そういうかれは、わらっていた。
それは、今から楽になれる、
という喜びか…
それとも………
私はその場に泣き崩れた。
今迄ためていたものが、
全て出てきた、
御免なさい、御免なさい、と、
すでに死んでしまった彼に、ひたすら謝った。
後日、家宅捜索した彼の家に、
大量の遺書が有った。
遺書、というか、手紙に近い、
銀ちゃん、広津さん、立原くん、
梶井に、敦くんに、鏡花ちゃん、
そして、名も知らぬ下級構成員、
…………わたしの分は、なかった。
それから、毎日夢を見る。
ぼくと、ちゅうやが、
私のせいだ、お前のせいだと、
早く死ねと、言う夢。
大丈夫だよ、ぼく、ちゅうや。
もう、私も死ぬから。
…………私は死ぬ直前、織田作に会った。
会いに行った。
少しばかり楽しみにしていた其れも、
直ぐに崩れた。
その時、彼は私の目を見て、
胸倉を掴み、
怒りと、殺気を滲ませながら、
こういった。
『よくも、中也を…!
俺の、恋人をッッ…、!!』
…………全てが、点と点で繋がった。
彼の恋人は、織田作だった。
織田作は、
ものすごい目で、
『俺を織田作と呼ぶなッッ…!』
そう、言い放った。
そりゃ、そりゃそうだ、
そりゃぁ、そう、だよ、な…
…………ほんとうに、わたしは、
なにをやってるんだろう、
みんなを、結局、ふたりを悲しませたのだ、
守りたかった、大切だったふたりを。
織田作のため、そう思ってきたことは、
結局、わたしのただの
思い違いだったらしい。
………それでも、優しい彼は私を撃たなかった。
いっそ、撃ってくれたら、
殺してくれたなら楽だったのに。
ポートマフィアビルの屋上に立つ、
もういいや、
私の人生も、ろくなものじゃぁなかった。
あとは、よろしくね、
あつしくん、あくたがわくん。
……、今日も、ヨコハマは綺麗だ。
彼がしんだ、この場所で、
私も死のう。
………あぁ、ほんとうにごめんね、
ちゅうや、おださく。
もしまた、君達にあえたら………
グシャリッ
ーーーー縛られたのは、どっちなのか。
END
ーー
こんな感じですね、
誰も報われねぇ…()
なんか悲しくなってきた、
誰も悪者にしたくないんですよね、私()
♡800いったら、
解説と、織田作目線を…
…………ゆっくりでいいですよ、?
指大事(?)
コメント
3件
1000まで押しました!次の物語も楽しみに待っています!! 凄く尊敬しています!
神だぁぁぁぉぁ!!!!!