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暇だ、暇だ、暇すぎる。ちょっと前までは家に籠るのは苦痛じゃなかったのにあいつらのせいだ。
「プルプル」藍原に電話してみた。
「先輩どうしたんですか?」
「藍原ちょっと渋谷付き合えよ、どうせ暇だろ」
「ちょっと失礼ですよ。一言多いんだから。」
なんだかんだいって藍原も暇人、12時にハチ公前で待ち合わせした。
久しぶりの渋谷、車ではたまに通るが降り立つのは久々だ。11時30分、少し早くついちまった。あれ、藍原のやつ、もう着いてるのか
「ん?」藍原が誰かと喋ってる。
僕は少し離れた所から見ていた。ナンパか?キャッチか?
それにしては仲が良さそうに喋ってるし、相手は良くいるイケメンチャラ男系だ。
「あれNAOTOさんじゃない?」
「あれ楓ちゃんどうしたのこんなところで」
「まだ渋谷でキャッチしてるですか?」
「てか俺もうキャッチやってねーし、今はすぐそこでカフェ経営してんだよ」
楽しそうに2人で話始め、しばらくして男は手をふり、去っていった。
遠くで覗き見してたら藍原と目があった。
「先輩遅い何やってんのもう12時回ってるよ」
「てかさーさっきいた男誰?」
「先輩には関係ないよ、古い友人だから」
話したくなさそうだしこれ以上突っ込むのはやめて、とりあえずショッピングでもすることにした。
「先輩本当に買い物にきたんですか?」
久しぶりに普通の生活というか若者らしい1日を過ごすことができた。
「この後どうしようかぁ帰る?」僕
「じゃぁ東横線に乗って横浜行きません?みなとみらいあたり」藍原
「いいね!最近行ってねぇし、久々にミナトミライ行くか!」
ノリノリではしゃぎ、駅へ急ごうと動き出した時だった。
「先輩危ない!」
「キッーードカン!」渋谷の町にクラッシュ音が響く。
🌟次回予告、 藍原の隠された能力がまた明らかに、そして僕も開花してゆく、能力。。。」
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