恋人として 第五話、よろしくお願いします
朝起きると、叶の顔が目の前にあった。もちろん、俺だけ裸。叶は事後、Tシャツを着ていたので、俺だけが裸だった。看病した時とほぼ変わらないけど気持ちは180度変わった。関係も。
身支度をしようして、ベッドから起き上がる。
昨日の汚れた服しかないので、俺は叶に借りようとして肩を揺らす。すると、叶はすぐに起きて
🔫「ん〜…あ、おはようございます」
と言われて、手を引かれ、ベッドの中に引きずり込まれる。体を叶の方向を見ておはようと言おうとしたら、叶がほっぺを掴み、俺達は口を結んだ。
🔫「かわいーですね。先輩」
なんて言われる、叶には何回も言われてけど”恋人”になってからは初めてという自分で考えて自分で恥ずかしくなる。叶といると、自分自分じゃなくなるみたいだ。
🎲「お前は…体どっか痛くないのか?」
🔫「筋肉痛ではありますね、誰かさんが激しく抵抗するので」
という言葉に意味が分かって、体を反対方向に向ける。叶はごめんって〜…って言いながら、バックハグする。すると急に
🔫「あー、ごめんなさい…」
ヤバい、めっちゃ申し訳なさそうに謝ってきた逆にこっちが申し訳なくなる。体を叶のほうに曲がると、
🔫「単純ww」
と言われ、笑われる。コイツのことだ…。そうなるとは思ってたけど…。いざ言われると…ウッザ…なんだコイツ。
🔫「よし、先輩僕とデートしましょ?」
と急に誘われた。ちょっと待てと俺が一旦離れる。叶は察してくれたのか、バックハグを解いてくれた。
とりあえず、俺はまだ叶に社長の息子という事実を話してもらってないし、時期社長というのも聞いていない。
🎲「なぁ…俺に隠してることないか?」
そう言うと、?(ハテナ)という、ぽかんという顔をして少し考えたのち
🔫「あーあ、三つはあるかも。」
と言った、はぁ!?!?!?俺だって隠してることゼロ…ではないけど…三つはありすぎだろ!?
🔫「このデートツアーで全部言ってあげますから、着替えてください。僕の貸しますよ」
と言われ、さっと手を引かれる。叶の服着れるかな…俺の方が身長が少し高いので、ジャケットとか、トップスのことを心配しながらも、俺はとあることにもっと心配をしていた。
🎲「というより、お前自宅待機命令じゃないの!?」
というと
🔫「社長が下したのは”謹慎命令”、自宅で待機しろとは言ってない。」
ちなみに、謹慎命令と自宅待機命令はわずかに違うらしい、叶曰くその事業? 仕事に関わらなかったら問題はないと言っていた。
意地汚ねぇなと思った。
🔫「うわ、この服先輩にぴったり! このシーズンで着なかったら捨てる予定だったんですけど…これは先輩にプレゼントします。」
叶は、服をすぐ着たら捨てるタイプだそうだ。本人には、さすが社長の息子と言ってやりたかった。
🔫「まずは、じゃじゃーんっ!」
こいつやけにテンション高めだな。結構寒めだから、家でゲームでもしたかったのになぁ…なんて愚痴をこぼすと叶がだから先輩体がカリンチョンなんですよと突っ込まれた。
🔫「まずは、水族館です〜」
この水族館は、体調不良で俺がぶっ倒れた水族館だ。叶は、もう一度来たかったと俺の目を見て言った。
🔫「わぁ〜、先輩見てくださいっ!サカナ〜」
と某アニメのポーズをして、俺にも求めてきた。
🎲「やらねぇぞ」
というと悔しそうな顔をして、顔を膨らませて叶は怒った。「ノリが悪い」って
-イルカショー-🎲side
結構前の方に来てしまった。なのに防水服を買うのを忘れた、、、。結構致命的だな…というとビチャビチャになって帰りましょうねと叶から言われた。コイツは濡れる気満々らしい。
スタッフ「はーい、みなさんこんにちは!!」
子供多くいるようで「こんにちはー!!!!」という声は”ほぼ”子供の声だった、そのほぼの中に入っていなかったのが俺の恋人。
スタッフ「みんな、元気いっぱいだねっ! 今回は大きいお友達も来てるのかなぁ?(笑)」
これは完全に叶だ…、視線が俺たちにギュッと集まる。少し、少しだけパニックになってしまったけど、叶の楽しそうな顔を見たら全部忘れてしまった。
スタッフ「じゃあ、ちょっと大きなお友達にインタビュー!」
謎コーナーが始まった。叶もそれに「うわぁ〜…!」と楽しそうにしていた
スタッフ「じゃあ、茶髪のお友達と黒髪のお友達に、聞いてみようかな〜!」
完全に終わった。スタッフさんはウィンクをしてくるがぜんぜんナイスじゃない。
スタッフ「お二人はどういうご関係なんですか?」
一番聞かれたくない質問だった。
🔫「こいび…」
🎲「あぁ、ただの友達です!」
と口走って言ってしまった。
スタッフ「お友達で水族館なんて仲がいいんですね!」
というと、はいそうなんですぅ…とちょっと猫を被って言った。
🔫「……」
水族館を出ると、叶に物凄い力で手を引かれた
🎲「え、かな…っ」
その顔は俺をみることなく前にズカズカ進んでいく
怖い、叶にそう思ったのは初めてだ
裏路地まだ来た。そして、壁ドンをされる
🔫「先輩、なんで恋人って言ってくれなかったんですか?」
あ…イルカショーでのアレ!?アレにキレてんの…
🎲「だって、恥ずかしいじゃ…」
🔫「先輩、まだ僕のっていう自覚がないんですか?」
あ…これ、ヤバ…
🔫「先輩は僕のっていう自覚を持たせてあげますよ♡」
next⇨♡120
終わりです!
次Rシーン予定です!
-訂正-
R07/03/31
p.s.
今回は口調がそれっぽくて訂正する必要があんまりなかったです。
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