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ここからは私自身の経験について書こうと思います。

長くなるけど、「無断転載の何が悪いのか全然わかんない」って人にこそ見てほしいです。


私は高校生くらいの頃からプリ画像に自分で撮った写真を投稿するようになり、今もSNSにときどき写真を上げています。


そして一番最初に書きましたが、小説サイトに写真を無断転載されたことがあります。

プロフィールのカバー画像で使っているハートのクリップの写真です。

あの写真はプリ画像に「無断転載禁止」と注意書きをして投稿したのですが、その1年後くらいにとある小説サイトで表紙画像に使われているのが見つかりました。

もちろん「使ってもいいですか?」なんてコメントは1件も来ていません。

完全に無断転載です。


心の底から腹が立ちました。頭の中で相手を罵る(ののしる)汚い言葉が飛び交いました。


見つけてすぐに運営に通報し、運営が投稿者に働きかけてくれて画像は差し替えてもらえましたが、今思い出してもちょっとイラッとします。その無断転載した人は投稿した小説が書籍化されるくらいの人だったんですよね。そのレベルで創作してるなら著作権くらい知っとけよ、と。


無断転載の一番腹が立つところって、「作者が作品を生み出すまでにかけた時間や労力、スキル、お金を一切使わずにかんたんなスマホ操作だけでその人のものとして投稿されてしまうところ」だと思っています。


私を例に出しますと、私がプリ画像や各SNSにサイン付きで載せている写真は基本的に一眼レフカメラで撮影しています。

初めて買ったカメラが8万円くらい。

それが壊れて今年新しく購入したものは性能の割に安くてコスパがいいと言われていますが、それでも15万円しました。仕事を頑張ってお給料を貯めてやっと買えたものです。


以前は置物や風景をよく撮っていましたが、最近は野球の試合やフィギュアスケートのショー、花火など動く被写体を撮ることが多いです。動く被写体は私の思ったとおりに動いてくれるわけではありませんから、チャンスは本当に一瞬。SNSに投稿しているのは撮影した写真のほんの一部で、その写真を撮るまでにたくさんの失敗ショットを重ねています。


チケット代払って、重たいカメラを持って会場まで行って、一瞬のシャッターチャンスを逃すまいと目を凝らす。大好きな人だから、大好きな光景だからきれいに撮りたいって思いを抱えて。

でも無断転載した人はポチポチってスマホをタップしただけ。

私の頑張りとか被写体への思いとか、そういうものすべてをたった数回のタップで盗まれたような気分になります。


無断転載ってこういうことなんですよ。


作品そのものだけじゃなくて、積み重ねてきた努力とか苦労とかキャラクター・被写体に対する思いとか、そういうのを全部盗んでるのと同じなんです。


イラストレーターさんたちだって、みんなたくさん研究・練習してたくさん描いて魅力的な絵を描けるようになる。自分の目指すイラストを描くためにより良い道具を揃えたり。

それを

「このイラスト、あのキャラのアイコンに使っちゃお」

って簡単に使われたら、描いた人の努力やその人が得られるはずだった評価はぜんぶ無断転載した人に吸い取られてしまいます。


もしあなたが悩んで悩んで考え抜いて作り上げた小説を

「おっ、これいいじゃん。もーらいっ」

「新しく小説作りました!みんな見てね!」

って盗んでいく人がいたら。


自分のところには一つもコメントが来ないのに

『こんな小説書けるなんてすごいですね!』

って無断転載した人はたくさん評価されていたら。


あなたはどう思いますか?

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