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電話に出ると、聞き覚えのない低い声が響いた。
「……桜川さんでしょうか。私、日比谷光の所属事務所のマネージャーの、佐藤と申します」
一瞬、心臓が跳ね上がった。
「……はい。あの、日比谷くんが何か?」
「実は、彼が昨日、ライブ会場の近くでトラブルに巻き込まれたようでして。……相手の方は、健太さんと名乗られたそうです。桜川さんの連絡先を聞いたのも、彼からで……」
全身の血が引いていく。
健太が、光のところへ行った?
私の知らないところで、物語はまた、不穏な方向へと動き出していた。