事の顛末はこうであった
パンツを食うと人はどうなるか、というごく自然のテーマである。
パンツを食う。とはつまりそれは、たらふく食うことを意味するだろう。
否。それは違う。
パンツを食うことは、人との解離を意味する。
パンツを食うことは、人成らざる事を意味する。
故。
パンツをたいらげるとは、人道を食らう怪物となることである。
風がふく、朝日とともに運ばれた冷めきった風。
その風になびくは一つのパンツである。
私は週ニ、三回あるこの洗濯という行為が好きである。
否、違う、私はパンツにコントロールされている。
パンツがなければ、人はまばらな形をもこらせる。
パンツがなければ、それだけでモノが透ける。
そして、パンツがあれば人はみなフェアになれるのだ。
これはパンツという環境に支配されてるに等しい。
と、思いつつもそこに居るのはtシャツとパンツ一丁だけ装った私である。
私は従順にパンツを洗うしかないのだ。
「出掛けよう。」
そう、ふと思ったので散歩ついでの買い物へとズボンを穿きコンビニに向かいに入った。
コンビニの入店音とともに、不思議と強盗に出合う。
なぜ、強盗をしてるのだ、ではなく。
なぜパンツを頭に被せているのか。
であった、なぜだ。
知らない。
知らないのでパンツ強盗を後ろから首を絞めた。
「はなせ!」
パンツ強盗は抗う、抗った末。
聞き慣れない大きなおとが響く。
その瞬間、股間に痛みが走る。
銃声だ。
私の股間は抗った強盗の銃弾にはんしゃし数秒後には血を滲み出していた。
流石に痛さを耐えられなかった。
そういつの間にかうつ伏せになってしまっていた、どうしろと、私の人生は金玉と共に終わりを告げるだろう。どう抗えと。腹ではなく、股間から直接でる痛みを噛み締めてもこの先は死である。
ただ、遺言と戒名を思い浮かべるしか余力が無かった。
だこの痛みに名前をつけるとしたならば…
「パンツ痛ったー…」
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