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宮女
一歌はクラスに入るのが憂鬱だった。なぜか。志歩と咲希と同じクラスだからだ。
「すごく、入りたく、ないな。私は、みんなにとって邪魔なのに、。いるだけで邪魔、なら、このまま帰ろう、かな」
ーいや、ダメだ。志歩たちと関わらなければなんともないはず。こんなところで、折れるわけには、いかない。
そう思って一歌は教室に入った。すると、こんな会話が耳に飛んできた。
「星乃さん、来れたんだね」
「本当にな。レオニも抜けたみたいだし、ファンへの申し訳なさとかないのかな。本当によく来れたよな。レオニに迷惑をかけていたらしいのにな」
「まあ、正直、星乃さんっていらなくない?いてもいなくても変わらないって言うかさ?ほとんど日野森さんとかが話すから、正直いる必要がないっていうかさ?」
その言葉に一歌は頭が真っ白になった。
ー私が邪魔なのは咲希たちだけじゃなかったの?クラス全員が思ってたんだ、。やっぱり、今日は、帰ろう、!
「ー!」
そう思い、一歌は真っ先に学校を出た。生徒玄関で咲希とすれ違った。
「いっちゃん?いっちゃん!!」
咲希は一歌にそう叫んでいた。だけど、一歌はそれを聞きたくなかった。だから、ひっしに耳を塞いで走った。
「私は!邪魔なんて思ってないから!」
「私は足を引っ張ってる、か。はは、馬鹿みたいじゃない。今までの努力は無駄だったんだ。あの時、遥ちゃんがかっこいいって思ったのは間違い、だったのかな、。なんでも、いいや。学校、行かなくちゃ」
みのりは、教室のドアを開けた。
バジャー!
「ーッ。冷た、。」
頭から水を被った。みのりは瞬時に悟った。いじめられる、ということを。
「花里、よく来れたな?モモジャンで足を引っ張り続けてたお前が。アンチが大量にいたお前が。」
「そうだね、私は足を引っ張ってた。だから辞めたの。」
すると、その男子をペットボトルの蓋を開けて、みのりの頭から流した。
「だーかーらー。やめるのいいさ。だけど、よく来れたなって言ってんだよ。足を引っ張ってるのはここでも一緒だぞ?無駄に明るく意見を出して話し合いを止めてる。お前は、クラス全体の雰囲気を、壊してるって分かれよ。お前は、必要ないんだよ。もう、学校、来んなよ。気持ち悪いから」
みのりの心は限界に近かった。早く逃げなきゃと、反射的に思った。
ーここにいたら終わる。早く逃げないと、。
そう思ってみのりは、教室から走って飛び出した。その姿をクラスメイトは笑っていた。だけど、その後ろで苦しそうに見ていた遥がいたのだった。
ーみのり、絶対助けるからね。あなたは、足を引っ張ってなんかいないんだから。
コメント
1件
あー、もう、読んでて胸がぎゅーってなった…。一歌ちゃんもみのりちゃんも、「自分なんて邪魔なんだ」って思い込んじゃってるところが痛いほど伝わってきた。クラスの冷たい空気とか、無意識に刺さる言葉のキツさがリアルで、読んでるこっちまで息が苦しくなったよ。でも、最後に遥ちゃんがみのりのこと見てたシーンで、少しだけ光が見えた気がした。続き、めっちゃ気になる…!
師匠@活動終了