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「ゼルスタン皇帝、ポーションのお礼の品でございます」
帝都を離れたシオドールは別室で跪きながら直々に高級なワイン色の箱を手渡した。
その中に敷かれた明るいワイン色の布の上には時計が神々しく輝きを放っている。
シオドールは迎賓(げいひん)館でブルーベルとドレックスに会い、
シャーウッド皇国の第二皇子カイリー・クラウン・シャーウッド、
シオドールの従姉妹にあたるフェザー皇国の第一令嬢フィンロール・リース・フェザーの婚約式典の後、皇帝とふたりきりとなり今に至る。
「純金の時計ではないか。有り難く頂戴しよう」
「座りたまえ」
「はっ」
シオドールは紳士的なゼルスタン・ムーン・シャーウッド皇帝と真正面になる席につく。
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