TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

楓の癖の強さにも慣れて来ていたが、そのせいで思わぬ敵を生んでしまう事になってしまっていた。この店には私のせいで別れた楓の元カノがまだ在籍中である。何て事だセニョリータお前ヤリマンだったのか。


家では、お姉ちゃんと言わされ、セクハラ最中はお姉様と呼ばされ、仕事中はお姉さんと呼びなさいと躾けられた。呼び方に萌えが発生するらしい、厄介な性癖だ。


今日のセクハラはハイこれねと、お股がぱっくり開いた下着とガーターベルトのセットを履かされた、然《しか》も見ている前で。これやばいだろ、今日は珍しくスライムが来店予告をしている日だ、よりによってこんな日に貴様も何故にやって来る。


トップランカー《S級冒険者》達の指名数は、月に軽く150本以上。場内指名を入れたらそれこそ数え切れない。そして恐ろしい事に、そのトップランカーの中に楓の元カノも鎮座《ちんざ》していた。


おおぅ神よ! どうしてそんな大事な事を先に言ってくれなかった。

楓を睨み返すと嬉しそうにウィンクする。だめだこりゃ。


ボーイが豚1頭のご案内ですと私に告げると、スライムの間違いだろと言い返す。ケタケタと男の子と笑っていたら、遠くのテーブルから殺気を感じた。


―――愛が重すぎる……


多分明日から来なくていいよと言われてしまうボーイを他所に、養豚場へと繰り出した。




色々ごめんねみんな、笑って許して。

loading

この作品はいかがでしたか?

13

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚