短編集

今回眠姦なので苦手な人は注意

微r15くらい？そんなえっちくはないです。

自分の小説見返してて思いましたけど案外zmem少ないですねぇ…tnem、grem、sypemが多いかな？

あと何気utemも多い気がします。

作者気分でコロコロ推しcp変わるんでね

ドロドロ系の時はsypem、可哀想系の時はtnem、依存系の時はgrem…とか

…アレ暗い系しかねぇな

まぁそんな事はさておいて、ちょっと久しぶりのzmemですしね。

一方通行味はありますが

では、どうぞ……

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zm→em【声を飲んでは夢現】

「なぁなぁエミさん、今から俺の部屋で酒飲まへん？」

「ええんですか？じゃあ、お邪魔させてもらいますね」

「おん！」

今日も、エーミールを飲みに誘う

基本何事も断ることのないエーミールは、ぽやぽやとなんの危機感も無く誘いを受ける

その姿にほんの少しだけ心が痛んだ

けれどそれは見ないふり

ヘラヘラと笑顔を貼り付けて、バレないように蝶をこの手に閉じ込める準備をする。

「お邪魔します〜」

「邪魔すんねやったら帰って〜」

「あいよ〜」

ケラケラと、どちらからともなく笑いが溢れる

お馴染みの身内ノリ

ドス黒い感情を隠すには丁度いい

「エミさんワインでいい？」

「あ、はい！あいがとうございます」

キッチンの中、隠れるようにワインボトルと、砕いた睡眠薬を取り出す

事前に少しだけ飲んでおいたワインの中に、直接薬を入れ込んだ。

「飲み残しやけど堪忍な、後で新しいの開けよ」

「いえいえ、お構いなく。ゾムさんはビール？」

「おん、最近飲んでなかったし」

他愛無い話をして、間違っても怪しまれたりしないように

緩み切った警戒心を、万が一…億が一にでも刺激してしまわないように

飲み始めてから、一時間ほど経って互いに酒が回ってきた頃

「…ふぁ……んん…」

「…エミさん眠いん？」

「…ん…はい、すこし……」

「俺のベッド使ってええよ」

「いやぁ…わ、るい…ですよぉ……」

「ええからええから」

船を漕ぐエミさんを抱えてベッドに運んでやる

ふわりとシーツに沈むエーミールは瞼こそ開いているがもう半分落ちかけている

顔を赤らめて瞳を潤ませる姿は目に毒だった

「…んぅ……ぞ……さ…」

「エミさん」

「んん……」

シルクみたいな髪を手櫛で梳かして優しく目を塞いでやる

今からお前を穢すのだと、無性に言ってやりたくなった

けれど

「、……おやすみ…エーミール」

「……」

グッと言葉を飲み込んで

しばらくの間、ぼーっと落ちた瞼とそれを飾る長いまつ毛を見つめる。

綺麗すぎるその寝顔はまさに酒のようで

無性に、水が飲みたくなった。

「エーミール」

反応は無い

ベッドの側に座り込んで、ふにふにと唇に触れる

少しカサついていて柔らかいそれに、自身の唇を重ねた。

ちゅ…と、小さなリップ音が部屋にこだまする

しばらくそうして、触れるだけのキスを続け

次にゆっくりと口を開かせて、舌を差し込んだ。

くちゅ…ちゅ……じゅく……ぴちゃ

淫らな音に興奮して、硬くなった愚息を扱う

「はっ…はぁ……ん…！」

「……ん…ぅ…」

くぐもった声が小さく響き、カクカクと無意識に腰が揺れた

「…は…、ぁ……イっ、く…！」

体が揺れる感覚と解放感に包まれて、水をかぶったようにはっきりとした思考が戻ってくる

なんとも言えない満足感と喪失感に眩暈がした。

「……はぁ…」

柔い頬に指を滑らせ撫で上げる

エーミールは酔いと薬のせいで少しも起きる気配はない

こんなことをし始めたのは、もう一年程前だ

何度も、何度も

もう片手の指では足りないほどに繰り返した。

きっかけ…キッカケは、いつだったか

たまたま二人で飲み会をしていて

たまたま酔っ払ったエーミールを見て魔が刺して

たまたまエーミールが眠ったままで

罪の味を、知ってしまった。

「……眠い」

突然睡魔に襲われて、エーミールの横に潜り込む

細い体を抱き込んで、その温もりを享受する。

嗚呼

俺は、なんでこんなことをしているんだろう

背中を駆け巡る言語化できない感情に、たまらなくなって身を縮める。

あぁ、本当に

最低だな

これが夢なら

どれだけ良かっただろう

どうか

夢であってくれよと願いながら

微睡の中に身を投げた。

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はい、いかがでしたでしょうか。

今回は短めになってしまいましたね。短編集なんでそれが正解な気もするんですけど…

最近短編集とか言いながら結構長めのお話増えてますしね

元々リハビリがてら始めたシリーズなのでいい事なんでしょうけど…

未だに長編は書けずと言うことで

凄いですよね書ける人。尊敬します

それでは、最近ネタ切れ気味なので何かリクエストとかあればどしどしコメントしていただけると嬉しいです。

また、次の作品で……