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ルクレシアにライルとムラードという知り合いが出来てから、四日が過ぎた。
娼婦から借りていたドレスやスカーフの返却がてら、ライルにヴァンと和解した報告をしにいきたいが、なぜかここのところジルベクトから、ローラントの第二の手記が部屋にないなら書庫に隠しているのかもしれないと、探索を命じられている。
『木を隠すなら森の中』というアレンの入れ知恵のようだが、その着眼点はいいとは思う。
だが書庫はあまりにも本が多く、みっちりと並ぶ本をはしごに上って一冊ずつ取りだして確認するのは、ヴァンと手分けしているとはいえかなり至難の業だった。
「少しくらい、応援があってもいいと思わない?」
休憩することになり、ルクレシアは閲覧用の机に肘をついて椅子に座り、食堂から水差しとコップを持って来たヴァンに声をかけた。
「昨日から団員た**************
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