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しょっぴー可愛い〜 俺の彼氏だろなんて〜どんな顔して言ってるの💕 そんな事言われたらそりゃー結婚しよ‼️だよねー笑笑 うん👍わかったかわりに返事しておいてあげるよ!ついでにしょっぴー達の式場探してくるよ?笑笑
可愛いんだよなぁあべなべ💚💙
あべなべシリーズ第9作目です。
あべなべとだてさく付き合ってます。過去作気になる方はそちらから読んでください(笑)
設定色々あります〜🙇♂️
💚side
💙「あのさぁ」
翔太が、俺に何かお願い事をする時には、いつも上目遣いで、キュッと唇を結ぶ。
今日は3月23日。あたたかな日で、来週には都心でも桜がとうとう咲くらしい。
今年はいつまでも寒い日が続いていたから、桜の木も今か今かと開花を待ち望んでいるだろう。俺も寒いのは得意な方じゃないから、気温が上がるのは嬉しい。 忌まわしいあの花粉さえなければ春は大歓迎なんだけど。
俺は翔太が何を言いたいのかわかっていた。
💚「舘さんの誕生日のこと?」
💙「ん……」
俺が嫉妬深いことを知っていて、気を遣ってるようだ。翔太は慌てて言った。
💙「あ、阿部が嫌がるのは分かってるんだけど!!ほんと、そういうんじゃなくて、涼太は俺にとって特別っていうか…」
自分が発した言葉でますますパニクって、口を押さえている。『特別』と言ってしまったことを気にしているようだ。
💙「ごめん!でも、ちょっと!その」
💚「はいはい。わかってるって。舘さんの誕生日をお祝いしたいんでしょ?」
💙「………だめ?」
ああ。可愛い。何そのキメ顔。
かっこいい方じゃなくて、可愛い方のキメ顔。キマリすぎて、俺の心臓がもたないんですけど。
俺は翔太のほっぺにキスをして、後ろから抱き寄せた。
💚「でもなんで今日?舘さんの誕生日は25日でしょ」
翔太は俺の腕を腰に回して、上から自分の手を重ねる。そして少し身体を斜め後ろに捻って、お返しに俺の頬にキスをした。
💙「当日は、佐久間にお祝いしてもらうだろ」
💚「あ、そうだね」
あの2人がくっついてからもうすぐで1月くらいか。何もかもが新鮮で、嬉しくて、楽しい時期に違いない。
翔太がくるり、とこちらに向き直った。
💙「だから、今夜、涼太と会ってくる。阿部も来る?」
💚「俺も行っていいの?」
💙「なんで?俺の…彼氏だろ」
ズキュン。
もういただきました。
小首を傾げる表情からもう何もかも完璧です愛してます。
💚「翔太、結婚してください」
💙「また始まった」
お願いを受け入れたら、ツンに逆戻り。
ご褒美タイムはあっけなく終わったようだ。
俺のプロポーズは適当に受け流されて、夜に再会することを約束し、お互いに仕事に出掛けた。