感情というものは、1つ欠けるとまた1つ欠け。そしてまた1つ。そして崩壊する。
全てにおいて関心などもなく。
どうでもよくなるのだ。私は今までそうだった。
どうでもいいとも思っていなかった。
私の心と頭の中はいつも空っぽであった。
だが、ふと。思ったことがあった。
どうして皆、笑うのだろうと。
泣くのだろうと。苦しむのだろうと。
そしてまた1つ思った。苦しいとはなんだと。どうすれば笑えるのだと。泣けるのだと。
そう考えているうちに。分からなくなった。
ここで思う。
感情というものは難しいとーーーーー
皆こう言う。
辛いことなど忘れて、幸せだけを感じていたいと。
だが、私は思う。
辛いというものを知らなければ、幸せは感じられないだろうと。
幸せだけを感じていたら、それが普通になる。そして、幸せと感じることも無くなる。
だが、もう既に幸せなので、これ以上、幸せと感じることは出来ない。
こんな残酷なことがあるものか。
時に辛く、時に幸せだからこそ。
感情というものを、一つ一つ感じられるのだ。なのに、人は皆、これを理解できない。
何故だ。認めたくないのか。考えたくないのか。そもそも。考えられないのか。
感情というものは難しい。
だから大切にするべきなのだ。
その難しさを理解した時。
それほどまで、言葉に表せない感情は無いだろう。
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