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あれから数日間悩み続けた。つぼ浦はああ言ってくれたが本当に話して良いのだろうか、ショックを受けないだろうか。純粋で何も知らなかったつぼ浦を自分がどんどん汚してしまっているのではと、罪悪感が芽生えてしまう。
「らだお君どうした、そんな項垂れて。何か悩み事か?」
「キャップ、まぁそんなとこです。」
「警察の事か?つぼつぼの事か?」
「あーつぼ浦っすね。」
「じゃあ私から言える事は何も無いな。頑張りたまえ。」
「えぇ?wそんな冷たい事言わずに、なんか一言くださいよ。」
「一言か…うーん…そうだな、らだお君もよく知ってると思うがアイツは無条件に人を想える、愛せるヤツだ。その愛情表現が不器用すぎるけどな。」
「もちろんそれは俺も常々感じてます。」
「その愛を信じて正面から受け止めて、応えれば良いんじゃないのか?不器用だが真っ直ぐだろアイツは。」
「正面からか…そうっすね、ありがとうこざいますキャップ。」
「あぁ良いんだ、また何かあったらいつでも相談してくれ。」
意外にもキャップのアドバイスが青井の心を動かした。2人になるタイミングを見計らって話しかける。
「つぼ浦今日さ、退勤した後話ある。」
「話?この前言ってたやつすか?」
「うん、ちょっと心の準備しといて。」
「お、おぉ…」
ここまで言われるとつぼ浦は長期出張でも行くのか?日本に帰る?まさか別れ話か?と要らぬ不安を募らせながら仕事をした。
「今日も1日お疲れ様でしたと。帰るか。」
「…アオセン、あの…」
「テンション低いな、どうした?」
「…今日の話って良い話か?悪い話か?」
「えっ…とーどっちだ?どっちとも言えない…?つぼ浦次第…かな。」
「俺次第?」
曖昧だけどマイナスな話では無さそう?俺次第ってどういう事?と何も分からないままついて行く。
「えーとどこから話すか…つぼ浦はもうエッチな事は大分慣れたよな?」
「はっ!?なんすか急に!?//」
「まぁこれは聞かなくても分かるな。どんどん素直に、積極的になってきてるもんな?」
「…俺に恥かかせたいんすか?」
「違う違う、ごめん。いや俺は嬉しいんだよ?つぼ浦が俺にしか見せない一面沢山見せてくれるのがさ。」
「…やっぱめちゃくちゃ恥ずいんすけど。勘弁してくれ。」
「ははっwごめんごめん、本題に入ろう。えーっとな、俺達が今してるエッチな事、あれに続きがあるのは分かる?」
「続き?…分からん。」
「だよな。まぁ俺もすごい詳しい訳じゃないからあれだけど…」
なるべく柔らかい表現で、懇切丁寧に説明した。しかし話が進むにつれつぼ浦の顔は青ざめていく。知識も経験も増えたつぼ浦は、あの青井の硬く大きくなったモノが自分の体の中に入るのを想像して身震いした。
「…え、マジかよ。これ本当の話?」
「ショッキングだよな。少しでも拒否感があるなら断ってくれ。絶対に無理はしないでほしい。断ったからってつぼ浦に嫌な感情抱くなんて事は絶対に無いから。」
「…んー…アオセンはやりたいんすよね?」
「いやこれは本当に、俺の意見は無視してくれ。やるってなったらもちろんつぼ浦に極力負担かからないようにするけど、痛いのも辛いのもつぼ浦だから。」
「アオセンの気持ち聞かないと決めらんねぇよ。」
「…包み隠さず正直に言うと、俺はやりたい。つぼ浦をもっと気持ち良くさせたい、満足させたい、もっと愛し合いたい。でもこれでつぼ浦が無理するのは嫌だからな?」
「なるほど…その、それは…めちゃくちゃ痛いのか?」
「なるべく痛くないように、気持ち良くなれるようにするけど慣れるまでは覚悟してもらわないといけないかな。」
「そうか…これは無理してるんじゃなくて、俺の気持ちな。アオセンの気持ちに、望みに応えたい。アオセンが喜ぶのが俺も嬉しいから。でも今はまだ勇気が出ねぇ…」
「つぼ浦…ありがとう。もちろん今すぐじゃなくてもやっぱり嫌だ、になっても良いからな。決心がついたら教えてほしい。10年後でも100年後でも。」
「わ、分かった…」
「…よし!じゃあ真面目な話終わり!何する?俺は今すぐお前を抱き締めたい。」
無言で手を広げたつぼ浦に飛び込んだ。倒れながら力強く抱き締める。
「ありがとなーつぼ浦。もう本当大好き。」
「…俺のほうが大好きだけどな。」
「まだ言うかw絶対俺のほうが好きだね。」
「いーや?俺のほうが好きだが?」