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兵庫に引っ越してきて2ヶ月
私はどうしても東京に残りたかったけど親に無理やり連れてこられたから、腹いせに新しい学校に2ヶ月行かなかった
それもどうやら今日でおしまいらしい
このまま行くと留年という電話がかかってきて少し焦った。担任の声を聞いたのはそれが初めてだった
制服を着て家を出る
学校につけばガヤガヤとした雰囲気にどこか懐かしさを覚えていて、学校に登校することが久々で少し楽しみだった。緊張もあったけど
2年1組とかかれた教室に入る
分かってはいたけど誰って囁かれてる
私の席は1番後ろの窓側らしい
汚れもなく綺麗な机だ
「……」
席に着いてから隣の人からの視線が痛い
え、なに私なんかした?
窓側で良かった。外見てられるし
「なぁ」
「……」
「無視なん?えーと、そこのボブの」
「…私、ですか」
「おん自分や。名前なんて言うん」
「🌸です」
「俺は宮治よろしく」
「……よろしくお願いします」
そこから、昼休みになるまでしっかりと授業を受けていたが昼休みで集中の糸が切れた
チャイムが鳴り響いて教室に戻らなければ行けないと思い知らされる
「……だる」
「俺とサボらへん?」
「うゎ、びっくりした!」
「笑、すまん結構前からおってん」
「あーね」
宮治くんの手が私の毛先をなぞる
「……何」
「あ、すまん綺麗やなって思って」
「…ヤリモクなら他当たってください」
「なんでそうなるん?!」
「なんか髪染めてるし、軽々しく触ってくるからそうかなって」
「偏見が過ぎるし、俺そんなやつちゃうわ!」
「えー、ごめんね笑」
ケタケタと笑う私を見てそっぽ向く宮治くん
「……でも、まぁ、🌸に一目惚れしてもーたから近いもんやな」
「……それ本人に言うんだ」
「意識してもらわんと何も始まらんからな」
「へー遊びなら勘弁してね」
「本気やて!これから証明したるわ!」
「あーね?待ってるね」
「……は、それは可愛い、やんけ」
「笑」