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君、どうしてあの時本当の思いを言わなかったの?私ならこう言うのに。「私が好きなんだからどうでもいいじゃん」って。君はいい子すぎるよ。そんなんじゃ私となんて一生無理だよ。
バサッ
私「っ?!」
私「…どうしてなの。」
起きたら私は何故か、泣いていた。
あの夢の女の子は誰なんだろう。誰かに似ているあの子。私はそんなことを考えながらも学校の支度をする。
そしていつも通り学校へ通った。
葵「空夜、おはよー!」
私「葵…おはよ。」
葵「どうしたの?元気ないじゃん。」
私「…」
私「夢を見たの。」
葵「夢?」
私「ある女の子が私に手を差し伸べてくれる夢。この夢何日も見るの。全く同じ場面を。」
葵「え?なにそれ?」
私「でも今日は違ったの。その女の子が私に喋りかけてきて。そんなんじゃダメだよって、そんなんじゃ私となんて仲良くできないって。」
葵「…不思議な夢だね。」
私「でもその子はいつもなら手を差し伸べてくれるけど今日は違った。そのままどっかに飛び立っちゃったの。」
葵「え…?」
私「私が目を覚ましたら涙がこぼれてて。そんなに悲しくとも嬉しくとも感じない不思議な夢なのに。」
葵「それってさ、その子を誰かと重ねて見てたんじゃないかな?」
私「その誰かって?」
葵「分からない。だけどその女の子が誰かに似ているならその子と空夜は重ねて見てたんだと思う。」
私「誰かと重ねて…」
葵「…うん。決して私にその子が誰かはわからないけど。」
私「ありがとう。少し考えてみるね!」
葵「うん!」
私(誰かと似ている…私に手を差し伸べてくれる人。私のそばに居てくれる人。私が恋している人。)
私「っ?!」
私「もしかして、葵?あの女の子は葵なの?」