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商高 10時半

雨上がり

高橋さんと10時半に2棟目の1階、1-Aに待ち合わせする予定。お姉ちゃんの手鏡をこっそり持ってきた。顔にニキビ跡がないか、髪型は崩れてないか念入りに見た。彼女は10時半から少し遅れてきた。

「ごめんね!遅くなった」

「いやいや、全然大丈夫」

「良かった、じぁいく?」

「そーだね」

いつもより彼女がおめかししてるのがわかった。それが僕のためなのかそれとも他の誰かのためなのかはわからない。でも、やはり美しかった。僕はどうにかして彼女と密着させて歩いた。気持ち悪いと思うかもしれない。それでもいい。

「ここがね私の教室なんだ。これが私の席」

「へぇーやっぱり私立は綺麗だね。」

「そーなの?」

「うん、僕のところなんて穴だらけ落書きだらけ」

「そうなんだ。見てみたいな」

「そんなこと言う人始めてみた笑」

「なんか恥ずかしいな」

「あ、あとで僕から話したいことがあるんだ」

「え、話したいこと?」

「うん、少しの時間だけでいいよ!」

「おっけー」


彼女と僕の時間がもう終わりに差し掛かりかけたとき僕は彼女に気持ちを伝える。彼女はなんて返事するだろうか。正直、告白の内容は決めていない。ただ、付き合うって言う関係以上になりたい。結婚とか、付き合うとかそういう次元の話じゃない。もっとなんだろう、伝えられない。どうしよう。このままだと話すときになってしまう。


私はこのまま気持ちを伝えて終わり。そう、そういうこと。所詮、恋愛なんてそんなもん。ただ、今日の彼はいつにもまして私の心をドキドキさせた。ほんとは彼と付き合いたい。私をここから抜け出させてほしい。

「あのさ、僕、」

「うん…」

「初めて君と電車で会ったとき、こんなにも美しいと思ったものはないと思った。その日から僕は君のことばっかになったし、君中心の生活、人生になって、どうしょうもなくなった。こんなことおかしいと思う。自分でもわかってる。でも、付き合うとか結婚とかそれ以上の関係になりたい。僕のものになってほしい。」

一瞬、時間が止まった。私が今から言おうと思っていたことすべて言われてしまった。どうしよう。私はこれを断らないといけない。じゃないとお母さんに… 断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れ断れだめ、無理、この人しかいない。私を救ってくれる人は。希望を抱いてはいけない。そうなんどけど。1度くらいいいじゃん。私は…

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