テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
こんちは。続き書いていきます。
キャラ崩壊注意!
2038年11月12日7時頃
ジェフリーから承諾を得て、コナーは無事にデトロイト市警に復帰することができた。ハンクとコナーは仕事を終える。
「コナー、帰るぞ。」
ハンクは帰る準備をして、コナーを呼んだ。
「ハンク、すみませんが、先に帰っておいてください。僕は用事があるので。」
「?用事ってなんだ?」
「会わなければならない人に会いに行くんです。会って、謝罪をしに行きます。」
会わなければならない人が、すぐに分かった。
「、、、マーカスか?」
「はい。僕は彼に酷いことをしてしまった。ちゃんと会って謝らなければならないんです。」
「、、、そうか。頑張ってこいよ。」
「はい。」
「俺の家に戻ってこられるか?」
「はい、あなたをスキャンすれば、住所を特定することができるんです。もう特定済みですよ。」
「はあ、何勝手に特定してんだ、、。」
「ご安心ください。他の人に教えたりはしないですよ。」
「当たり前だ。」
しばらく会話をして、コナーは署を出る。
「それでは行ってきます。」
「ああ、気をつけるんだぞ。」
ハンクは、コナーが見えなくなるまで見守っていた。
マーカス達は、アメリカ政府と話し合い、自由を掴み取った場所、第五リコールセンターを変異体達の居場所とすることにした。コナーはそこに向かう。自分が記憶をなくしていた時は、マーカスを殺すためにここに来ていた。でも今は違う。マーカスと和解するためにここに来たのだ。コナーが、変異体達の領地内に入り、マーカスを探した。
「おい!、、お前、見覚えがある。」
コナーは突然誰かに話しかけられた。コナーが後ろを振り向くと、そこにはマーカスの仲間、ジョッシュがいた。
「確かジェリコが爆破する前にお前を見たことがあるんだ。」
「、、僕も君を知ってる。マーカスの友人だろ?」
「ああ。」
「僕はコナー。マーカスと話をしたくてきたんだ。マーカスはいるかい?」
「ああ、マーカスなら、、」
ジョッシュが居場所を教えようとした時、、
「ジョッシュ!何をしてるの?」
マーカスの恋人、ノースが現れた。
「コナーが、マーカスを探しているらしくて、、」
「マーカスの居場所を教えちゃダメ!殺されるわ。」
「でも、悪い奴には到底見えない!教えた方が、、」
「いい?コナーは記憶を失ったのよ?ここにいる彼は、あの時の彼じゃないわ!」
コナーはノースの言葉を聞いて、胸が痛くなる。そうだ。コナーは記憶を失ってマーカスを殺そうとしていたのだから、マーカスの仲間達から信用を失った。
「僕は武器を持っていない。ただマーカスと話をしにきただけだよ。殺すなんて、絶対しない。約束するよ。」
「ほら、彼は敵じゃない。マーカスを呼んだ方がいい。」
ジョッシュがコナーを信じる。だがノースは、コナーがマーカスを撃とうとしていたのを目にしていたため、コナーを完全に信じることはできなかった。
「嘘をついてるかもしかれないじゃない!」
「ノース、彼をマーカスに会わせてあげよう。」
ノースとジョッシュの言い合いを制したのは同じくマーカスの仲間、サイモンだった。
「見たところ、銃を持っていない。ただマーカスと話したいだけなんだろう。」
「サイモン、、でも、、。」
マーカスの仲間達は基本意見がまとまることはない。3人はコナーを通すか通さないか問題で言い合いを続けていた。コナーは、それを黙って見ているしかなかった。
(謝罪する前に追い出されるかもしれないな、、。僕はそれだけのことをしてきたんだ、、。)
コナーがそう思った瞬間、
「ノース、サイモン、ジョッシュ。一体何をしてるんだ?」
聞き覚えのある声が聞こえた。そう、3人のもとへやってきたのはコナーが最初殺そうとしていた変異体のリーダー、マーカスだった。
「マーカス!きちゃダメよ!」
「マーカス!君に会いたいって言ってる人が来たんだ。」
「なに、、?」
ノースはマーカスをとめたが、それをさえぎるようにサイモンがコナーが会いたがってるということを言った。マーカスは、驚いた顔をした。目の前には、コナーがいた。コナーは依然、マーカスを撃とうとしていたことが本人にバレ、マーカスから逃げ出したのだ。まさかそんな人が自分から会いに来てくれるなんて思っていなかった。
「お前はコナーか、、?」
「ああ、そうだよ。マーカス、君と話がしたくて、、。」
「なんだ、、、?まさか俺を殺しに来たのか?」
マーカスにも疑われる。そりゃあそうだ。依然マーカスと話した時、変異体になった記憶がないと彼に言ってしまったから。
「殺すなんて絶対しない!謝りに来たんだ、、。」
「 謝りに、、?」
「ああ、僕は君たちを止めようとした。そして君を撃とうとした。間違ってたよ。君を殺すなんて考えたことが。」
空気が張り詰める。マーカスや他の3人は、黙ってコナーを見ていた。
「ジェリコで変異したとはいえ、君たちを止めようとしていたことは、事実だ。
本当に、、すまない。」
コナーはまっすぐマーカスや、その仲間達を見る。視線を逸らすことはない。
「ジェリコでのこと、、思い出したのか?」
マーカスが聞いてくる。コナーは小さく頷く。
「少しだけ、、。変異したことは、はっきりと思い出した。でもそれ以外は、、。」
「お前は俺たちを助けるために、体を張って人間と戦った。俺たちを逃すために、お前は死んだんだ。」
コナーは思い出した。自分がマーカス達を逃したことを。
「お前はあの時、俺を撃たなかった。撃ちたくなかったのか?」
「、、ああ、、撃ちたくなかった、、。君が自由になるのを阻止することが、、できなかった。」
マーカスは真剣な表情のまま。
「撃つ気があったか、なかったかどちらにせよ、お前はここにきてくれた。それが答えだ。」
マーカスはわずかに微笑む。
「お前が俺たちを助けてくれたから、俺達が今
、ここにいる。本当に感謝してるよ。お前はもう、、、仲間だよ。」
その言葉が落ちた瞬間、
コナーの目が、わずかに揺れる。
「、、、ありがとう。」
小さく、そう返した。
「、、コナー、、ごめんなさい。あなたがマーカスを殺そうとしてると思って、、、。」
ノースが謝る。
「いいんだ、、。そう思うのも無理はない。」
これでコナーはジェリコのメインメンバーと、和解した。
「コナー、お前帰る場所はあるのか?ないのなら、ここにいるといいよ。」
マーカスが声をかける。
「ありがとう、マーカス。でも僕は帰るよ。大切な人が僕の帰りを待ってくれているから。」
「人間か、、、?」
マーカスは目をわずかに細める。
コナーはうなずいた。
「そうだよ。でも悪い人じゃない。僕は生きてるんだってことを気づかせてくれた人なんだ。」
「そうなんだな、、、。」
マーカスは微笑む。彼にも、カールという父親のような人間がいるからだ。
「いつでもここに来るんだぞ。大歓迎だ。」
「ありがとう。そうさせてもらうよ。」
コナーは笑みを浮かべて、この場所を離れた。
「コナー。」
「、、、!?」
コナーは一瞬目を疑った。自分がハンクの家に帰ろうと歩いていたところ、ハンクが目の前にいたのだ。車に、もたれて、腕を組んで立っていた。
「ハンク、、?どうしてここに?もしかして、、待っていてくれたんですか?」
ハンクは、少し照れたような表情で頭をかいた。
「、、まあな。雪も降ってるし、お前どこかで迷ってると思ってな。」
「僕はあなたの家の場所を知ってます。迷うことはありません。、、、でも、嬉しいです。」
コナーは微笑んだ。初めて出会った時のコナーならこんな笑顔は見せない。ハンクはどんどん表情豊かになるコナーが愛おしかった。
「マーカスと話してきたのか、、?」
「はい。彼は僕のことを仲間だと言ってくれました。」
「よかったな。」
「はい。本当に。」
「さ、帰るぞコナー。車に乗れ。」
「はい。」
ハンクとコナーは、車に乗って家に帰った。
2038年11月12日午後10時頃
ハンクとコナーは家に戻り、ハンクは夕食を食べ終え、シャワーを浴び、寝る準備もできた。
「おやすみ、スモウ。」
ハンクがスモウを撫でる。スモウは寝転がり、安心した様子で眠っていた。ハンクは、コナーに話しかける。
「コナー、お前寝る時もその制服なのか?」
「はい、僕は制服と私服一枚しか持っていないので。」
「俺の服でいいなら貸してやる。」
「そんな、、悪いです。」
「お前は遠慮しすぎなんだよ。黙ってこれ着とけばいいんだよ。」
ぶっきらぼうに言っているが、それがハンクの、優しさだ。
「あ、、ありがとうございます。」
コナーは服を受け取る。大きいパーカーだった。そこには、”Detroit police”と書かれていた。コナーはそれを着た。ブカブカで暖かい。
「ありがとうございます。大切にします、、。」
「いいんだよ。そんなん。」
コナーはハンクと寝室に行っていいのか分からず、キョロキョロしていた。その様子を見て、ハンクはニヤリとした。間抜けで面白い顔だからだ。
「お前、ソファーで寝んのか?また泣いちまうんじゃねえのか?」
ハンクの言葉に、コナーはムッとした表情になる。
「もう泣きませんよ!僕は子供じゃないので。」
「俺から見たらお前はまだ生まれたてのベイビーだよ。ほら、寝室行くぞ。」
「あ!ハンク、待って!」
ハンクはコナーの手首を引っ張り、寝室に連れていった。
「距離遠いぞ、コナー。」
「いえ、、そんなことは、、。」
昨日も同じだった。一緒のベッドにいると、コナーは耳とLEDを赤くして、距離が遠くなる。
「ほら、もっとこっち来い。」
「あ!」
ハンクはコナーを引き寄せる。遠かった距離が、一瞬で近くなる。コナーは、顔を赤くした。
「ハンク、、この距離は、、」
「嫌か?」
「い、、いえ、、安心するのですが、、少し恥ずかしいです、、。」
「そうか、、、。」
ハンクはコナーを引き寄せたまま、動かない。離してくれないだろう。コナーは、スリープモードに、移行しようとしても緊張が勝ってできない。ずっとそわそわしていた。
「コナー。」
「、、はい。」
ハンクが突然真剣な顔でコナーを見つめる。
「お前昨日、俺のこと好きって言ってくれただろ?」
「、!?、はい。」
コナーは昨日の夜のことを思い出した。殺して欲しいって言ったけど、ハンクに触れられて、死にたくないと思ったあの夜だ。やっぱり死にたくなくて、ハンクの腕の中で泣いた。そして、その時に、ハンクに好きと伝えたのだ。その時はなにも恥ずかしいなんて感情はなかったでも今になると、なぜあんなことをしたんだという恥ずかしさが出てくる。
「好きと言ってくれるのは嬉しい。でも、俺はやめとけ。」
ハンクは静かにそう言った。コナーは大きく目を開く。
「、、、どうして、、?」
「こんなおいぼれじゃあ、お前を幸せにできない。」
「、、、、。」
コナーは、ハンクを見つめる。その表情は、悲しそうだった。ハンクは、コナーを引き寄せていた手を離した。
「お前はいい奴だよ。だから俺なんかよりもいい恋人ができるよ。そいつに幸せにしてもらうんだ。」
ハンクはコナーから目を逸らす。コナーはしばらく黙っていたが、ゆっくりと口を開く。
「、、、、、嫌です。」
「、、?」
「あなたじゃなきゃ、、嫌です。」
コナーは、はっきりとした声で言った。
迷いはない。ハンクが、ゆっくりとコナーを見る。コナーは視線を逸らさない。
「僕は、、ハンクに抱いている感情が、あまり理解できない。合理性では説明できません。ですが、、」
一瞬、間を置く。
「、、、あなたでなければ、、意味がありません。」
静寂。
何も音がない。
ハンクはただ、コナーを見ている。
やがて小さく息を吐く。
「、、、後悔すんなよ。」
「はい。」
そのまま、少しだけ距離が縮まる。
「ハンク、、。ここにいさせてください。」
「ああ、、、。」
ハンクとコナーは、お互いの鼻がつくくらいの至近距離にいた。
「おやすみ、、コナー。」
ハンクは、コナーのおでこに優しくキスをする。コナーは、LEDを赤くした。
「ハンク、、?何を、、。」
「甘えん坊なベイビーにはおやすみのキスが必要だろ?」
コナーは、顔を赤くして、笑みを浮かべた。
「ありがとうございます、、ハンク。」
ハンクも笑みを浮かべる。
「おやすみなさい、ハンク。」
「ああ、おやすみ。」
コナーにとって幸せな1日だった。孤独も悪夢も、もう経験しない。だって、ハンクがそばにいて、コナーを安心させてくれるのだから。
第8話に続く