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第18話 「生命国」
緑が溢れ、木々が脈打つように揺れる生命の国。空気そのものが生きているみたいに温かい。
「おーい!! そこのお前らァ!!」
突然、上から声。
「いや下! 下だって!!」
草むらから勢いよく飛び出してきたのが――
ごんざれす。
「お前ら旅人だな!?
オレ分かるんだよ! 生命の波動がこう……ぐわーって!!」
「何言ってんの?」
うたの一言で、ごんざれすは固まる。
「え?
あ、今の伝わらなかった?
えっとな、つまり……えーと……」
言い直そうとしているが、全然まとまらない。
「……ま、いっか!!」
切り替え早すぎ。
「でさでさ!
オレさ、強いんだけどさ、なんか不憫でさ!」
「自分で言うんだ」
たくぱんが呆れる。
「昨日もな!
回復したのに回復しすぎて逆に吹っ飛んだ!」
「それ回復の使い方間違ってるだろ」
はるてぃーが即ツッコむ。
ごんざれすはケラケラ笑う。
「だよな!!
でもさ、生命の力って最高じゃね!?」
じおるが丁寧に話を切り出す。
「あなたが、生命の国の戦士・ごんざれす様ですね」
「お! そうそう!
……え、執事!? ラッパー!? どっち!?」
「執事であり、ラッパーでございます」
「意味わかんねぇ!! 最高!!」
一気に懐くごんざれす。
「で、オレを倒しに来た?
それとも勧誘?」
ゆーまが頷く。
「後者です。
あなたの生命操作能力は、旅に必要不可欠です」
「旅!?」
目が一気に輝く。
「行く!! オレ行く!! 絶対行く!!」
「即決すぎやろ笑」
こむぎが笑う。
「なぁなぁ、オレ役に立つ?
10回に1回くらい何言ってるか分かんないらしいけど!」
「十分だろ」
山田が即答。
「山田はそういうの好きやで!」
「よっしゃ!!
じゃあオレ、今日から命張るわ!!」
「もう張ってるだろ」
うたのツッコミに、ごんざれすは親指を立てる。
「じゃあ、よろしくな!」
✨ごんざれすが仲間になったー!✨
第19話 1/15 投稿予定