太陽が暖かく感じ、桜もちらほらと咲き始めるそんな季節。
僕、マラリはミラルと同じサブリエット学園に通う。
この学園は中高一貫だから、僕の場合12~18歳までだ。ミラルは今、16だから高校1年生と言うことになる。ミラルの評価が僕にも影響しているかもしれない。だから、ミラルにはしっかりしてもらはないと困るのだが….。大丈夫だろうか?
あのスーパーお人好しは悪いやつではないのだか、それゆえ変なやつも惹き付ける。きっと、マラリはそんな誰にでも好かれるミラルに嫉妬してあんなになったんだろう。どっちもどっちだな。
トントン
「はい」
「失礼します」
そういいながら入ってきたのは意外にもベルンだった。
「どうしたんだい?」
「兄様」
「ん~?甘えたいのか?」
少し可愛いところもあるじゃないか、そう思った僕はバカだった。
「もう少しで兄様、お兄様のところへいっちゃうでしょ?」
「そうだね」
「でね、あのお兄様もきっと、兄様のこと狙ってると思うの」
「ん?」
なんだろう、聞きたくない。聞かなかったことにしたい。
とてもとてもしたい。
「だから、ミラルお兄様はマラリ兄様のことを性的に見ているから危険だっていってるの」
「ん------?」
ヤバい最高に意味がわからない。セイテキ?なにそれオイシイの?
「僕はね、わかるんだよ。何だって僕も兄様のこと性的に見てるから」
「あ、ベルンは知ってる」
「えー、嬉しいような、悲しいような…」
あーもう、行く気なくした。もう嫌、嫌だよ。
「だからね、あの獣にとられないようにマーキングしたいな、って」
ちょっと待ったぁぁぁぁぁ!!!!
バーン
勢いよく扉が開いた。なんなら外れた、扉が、壁から。
「マラリ様!是非とも私と!」
んなばかみたいなことを言ったのは皆さんご存知、ルリさんです☆
「はぁー、どうせ来るなら助けてよ。いつも加害者を援護しないで。あれでしょ、アニメで出てくる京都弁のつり目だろ?もう、裏切りすぎて裏切ってもやっぱりなで驚けないやつでしょ」
「キョウトベン?とやらはしりませんが、私がマラリ様を裏切ることは
ございません」
「当たり前だよ、兄様裏切ったら僕がルリを○す」
「アウトだよ」
僕は唯一の常識人だ。ちゃんと、ずれたら直さないと、ね!
とりあえず、マーキングの件はうやむやになったみたいだし、まーいっか。
「ね、兄様。セックスして、マーキング♡ね」
「そうですよ、仕方なく3pでもいいでしょう
私ともセックスしましょ?」
「ごまかせてなかった”ぁぁぁぁぁぁ”ぁ”あ”!!!!!!!」