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「と、とりあえず!二人とも一旦待って」
「うん!兄様のためだったらずぅっと待ってる♡」
「はぁ、毎度まいどアタックして…マラリ様に迷惑だろ」
いやいや、お前の立場じゃそんなこと言えないだろ
なんて感じで突っ込みたい。
とりま、どうする?僕の頭の中では作戦会議が行われている。
『迫られているがどうする?』
『思いきって逃げるのはどうだ』
『ルリに捕まって終わりだろ』
『じゃあ、色仕掛けで行くのは?』
『いやいや、襲われて掘られて敗北』
『うーん、どうしよう』
『わかった!』
『なんだなんだ?』
『一旦風呂入ってくる』
『おぉ!』
『いや、風呂だと期待されかねん』
『ならば、』
『便所だ!』
『うんうん、それで行こう』
『『『おぉー!』』』
なんて感じてこれからの行動が決まった。残るは実行!
「ねぇ、二人とも?」
いまだに言い争っていた二人に声をかける。
「どうした?兄様」
「いかがしました?」
「あの、僕、トイレいきたいから通してくれる?」
「「いやです/だ」」
なぁんで息ぴったりなの?こんなときに…
仕方ない、その場しのぎの弱々アタックで!
「嘘だよ…お風呂、いかせて?」
「…いいよ」
「いいでしょう」
やった!二人で目見合ったのは忘れよう。うん。
ベルン目線
兄様お風呂行っちゃった。まさか、掘られること分かって?
いやいや、あの兄様にがぎって、そんなこと…あるかも。なんでか勘が良いからな、でも掘ることは確定なんだけど♡
可愛かったなぁ…兄様♡ちょっと怯えた目ーして♡僕だったらもっと
がくがくさせられるのに…。そう言えばトイレって…、おしっこしたかったのかな?なら、おしがまって手もあったか。しくったな…。まぁ、その分可愛がってあげればいっか。
それにしても、あの人は….ルリさんは甘いから。そんなんだから僕にとられるんだよ?かわいそーな人。
兄様はルリにもミラルにもぜぇーったい、渡さないんだから。
ルリ目線
ベルン(様)め、どうして懲りない?何度も邪魔しているのに、どうしてだ?はぁ、呆れる。マラリ様は私のものだと言うのに。
まだ頑張るんだなんて、バカもここまで来ると可愛く見える。まっ、可愛さなんてマラリ様の髪の毛の先にも及ばないがな。逆に比べるのも申し訳ない。
それにしてもお風呂だなんて、私と綺麗になってから性行為したいだなんて…かぁーわい♡あきない人だ。
さてと、私も軽く風呂に入ってこようかな、今の状態ではマラリ様に失礼だから…♡
私が、マラリ様をお守りします。ベルンからもミラルからも…。
そして何も知らないマラリは一人、風呂に入りながら、どう切り抜けようか考えるのであった。マラリは無事切り抜けられるのか!
次回、お楽しみに!