この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません
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目黒side
二人っきりで甘い夜を過ごしていたはずだった今日この頃。俺はソファに座る阿部ちゃん…の、さらに上に座って頭を抱えていた。
『も、最悪…』
「バレちゃったねえ、色々」
ついさっき舘さんから電話が掛かってきて阿部ちゃんがなぜか出たせいで、多分彼らの中のめめあべ像は音を立てて崩れたことだろう。いつも可愛いとか好きとか言ってるのは俺だからみんなのイメージは多分俺が彼氏で彼が彼女。の、はず。まさか俺が受けだなんて夢にも思っていなかっただろう
『こんなのバレたら俺もうあの二人に合わせる顔ない…』
「あの二人は言うタイプじゃないから大丈夫だよ」
『てかなんで通話繋げちゃったの、』
「…可愛いめめ自慢したくて。ごめんね、」
しょんぼりした彼女…っぽく見られていたであろう彼氏は相変わらずあざと可愛い。なのに現状俺の腹にはその彼のまあ立派な屹立が奥の方まで入り込んでいる。なんせ二人して対面座位にハマってしまったせいで、ありとあらゆる座位系の体位を試していたら二人とも動くのとか当てるのとか上手くなってしまって。少しでも動こうものなら中の痼に当たって声が漏れてしまう仕様になっていた
『…ゆるす』
「めめはやっぱ優しいなぁ。ごめんね、もうしないから」
『ん、』
「…なにその顔、動きたい?」
『…うん、』
腹の中は満たされているのに、刺激がないから物足りない。電話が掛かってきたときは丁度挿れてる途中だったから気持ちいいやら声聞こえたらまずい、と焦るやらで大変だったのに。いやまあ結局快楽に負けてバレたんだけど
「俺やる?」
『んーん、俺やっと覚えたから俺がやる』
「…?あ、動き方わかったんだ?笑」
『前練習したじゃん、あれやっと理解した』
「じゃあ練習とお勉強の成果見せてもらおうかな」
彼の肩に手を置いて足に少しだけ力をいれて。ゆったりと腰を揺らし始めると、彼が少しだけ口角を上げた。もう何回もシてるんだからどうせ聞き慣れているだろうし、と小さく声が漏れるのも気にせず腰の動きを速めていく
『…っ、ぁべちゃ…ん、♡きもちい、?』
「きもちいよ、上手になったねえ」
『ふは、嬉し…ん、っふ、ぅ…ぁ、』
「…かわい、♡ねえめめ、ちゅーしていい?」
『ん、』
彼からの質問に小さく頷くと直ぐ唇に柔らかいものが触れた。結合部からも口元からも似たような水音が聞こえてきて、その音のせいで腹の奥が疼く。欲望のままに動くと、彼の吐息が顔に触れるのが擽ったくも心地良い。彼の全てを味わいつくすように唇を啄みながら律動を続けていると段々何かがせり上がってくる感覚がしてきた
『…は、ぁ♡あべちゃ…♡』
「ん、いいよイって。一緒にイこ?」
『ん、も…ちょい、頑張るから、っぁ、♡』
決定打にかける快感に勝手に視界がグニャリと歪む。泣きたい訳じゃないのに俺の頬を伝ったその雫を彼が優しく拭ってくれた。そのままイけるかイけないか微妙な刺激を送り続けていると彼の手が俺の腹上に添えられた。なに?
「ここだよね、めめが一番気持ちいとこ」
『…?ん、…ん、?』
腹の上にある手がすりすりと俺の臍下を撫でるとじんわり気持ち良い感じが広がっていく。彼のものがそこにあることを知らしめるかのような手付きに奥が締まる感覚がしたかと思うと、小さく声を漏らしている彼の唇が俺の耳元を掠る
「っん…ふふ、手離しちゃダメだよ」
『ん……ぅ”、あっ、♡そこ押さな…ぃで、♡』
数回やんわり下腹部を押されると丁度良いトコに当たってしまって吐息も声も漏れる。中からの快楽しか知らないもんだから外からも同じ場所を攻められると視界がバチバチ弾けている気さえする。彼の声が耳元で聞こえたというか、脳に直接入ってきたような気がしたと言うか。とにかく至近距離から彼の声が聞こえてくると俺の身体は面白いくらいに反応した
「んは、可愛い。れーん、イって?♡」
『ぃ、っ…、??!は…ぁ、♡』
吐息が耳にかかったかと思うと下腹部からの刺激と相まってぎゅう、と中が締まり、前からは白濁を吐き出す。吐精した反動で直後に力が抜けてしまって彼に凭れかかると優しく抱き締めてくれた。暖かくて優しい。そんで嬉しい、けど更に奥来ててやばい
『ぁっ、…もうむり、♡奥…抜きたい、』
「え待ってごめん、今絶対苦しかったね」
『…だ、いじょ、ぶ』
ちょっと手を貸してもらいつつ彼の上から避けるとちょっと嫌な予感が。急いで手を後ろに回して辺りをきょろきょろ見渡すもティッシュとかが手の届く範囲にない。これはまずい。ちょっと中のあべちゃんのあれが流れてきてる気が…
「…降りてきてる?」
『…多分手離したら出る』
「ちょタオルとティッシュ持ってくる」
抜いた後に気付いたけど彼のものにはゴムが着いていなかった。つまりはそういうことだし何なら太ももに既にちょっと生暖かい感覚してるし。伝ってきてるから早くして欲しいんですけど。てかこんな変なポーズで待たせないで…あ、ちょっと今ポタッて
「え、あのさぁ洗濯しててこれしか…」
『ん?』
「……ごめん」
小さな呟きと共にまたソファに戻されると直ぐ彼の手が孔に伸びてきた。今日ほど黒色のソファを買ってしまったことを後悔した日はなかった、と思う
コメント
6件
笑、最高ですなぁ、w

面白かったです💚🖤
あべめめありがとうございます😭🙏🏻続き書いてくださるかも、、‼️とテンション上がっていた矢先でした😻💚対面座位、ひじょーに好きなシチュで嬉しいです🥹💞