注意⚠️
・一次創作・物騒な表現多数・いじめ
【主人公】32歳中学校教員
井上 快月(いのうえ かづき)
【主人公の同僚】中学校教員
山本 怜(やまもと れい)
【主人公の元教え子】
泉 南乃花(いずみ なのは)
「落ち着いたか?」
「はい、ありがとうございます…」
鼻声混じりの声は少し枯れていた。
「…その、、先生は何をしたら良い?」
「え?」
「ほら、先生その、こういう現場…に立ち会ったことなくて…分からないんだ」
「そうですね……。」
「先生、私の為なら何でもしてくれる?」
「なんでも、?」
「なんでも」
「例えば?」
「例えば…そうですね。。」
「なっ!?」 「……笑」
「冗談です笑」
この時の貼り付けたような、呪われたような笑みを俺は一生、忘れないと思う。
今思えば、この時から彼女の顔に”期待”という文字は見えなかった。
恐らく俺は、いくつもの選択肢を間違えたんだ。
凍てつく寒さだ、窓には結露の跡が残っている、窓側の席で今日も私は、
「えーまずこの数式だが……」
「……(笑)」
「(快月先生、クマが凄いや)」
「(残業かなぁ?テスト週間だもんね)」
「そうだな…ここをー、あー、桃寧」
「は〜い」
「……(私の事いじめてる人当てた)」
「(嫉妬しちゃうぞ?)」
私は泉南乃花、先生に恋をする、ただの一般生徒だ。
きっと貴方はこの気持ちに気付いてない。でも、それでも良いの。
貴方の記憶に残れるなら…それで、。
あぁ、今日もだ。一昨日も昨日も明日も明後日もその先も、
私はこうやって傷つけられる。
「………っ、」
泣くな、負けたみたいじゃん。
「南乃花っ!どうしたんだ」
「先生に言ってみろ」
なんで…どうしてここに?
ダメ…ダメだよ…。この人にだけは、
「か、づき、せんせ、」
やだ…この人の顔見てると、泣きそ…っ
「誰にされた?」「いつからだ!?」
「なんで君だけがこんな…」
「ぁ、えっと、」「特に、大丈夫です」
もうこれ以上聞かないで。。
これ以上惨めな私を見ないで。。
どうか、1人にしてください…
「………分かった」
「後でちゃんと話を聞くから、今は保健室で休みなさい」
「濡れたままも良くない。」
「風邪をひくぞ」
「そうですね、行ってきます」
「1人で行けるか?」
「はい大丈夫です」
最悪…最悪だ。大嫌い、全部、もう、あの人の前ではあの人の前だけは…
明るく可愛い生徒で居たかった。
この日、私の甘くて苦い初恋は、私の中で苦しくて辛い諦めるべき物へと変わった。
「絶対、愛想つかれた…」
どんないじめに耐えるより、辛いことだった。
着替えてる最中、自分の体に目が行く。
痣や傷、火傷、こんなの、中学生の女の子の体じゃないよね。。
保健室の先生には出てもらったけど、やっぱり自分で見るのも嫌だ、早く着替えよう。
ーガラガラー
「せ、先生?」
何黙ってるの?もしかして傷見られた?引かれた?やだ、いや、何か話してよ。
「なんだ?どうした」
「先生は何をしたら良い?」
「いじめっ子を殺す。とか」
「なっ!?」
そっか。そういう反応するんだ。
味方には、なってくれなさそうですね。
好きだけど、好きだからこそ、
巻き込めない。
「……笑」 「冗談です笑
今回はここまでです!
桃寧(もね)が本名の方すみません!!
それでは!今日も見て下さりありがとうございました!!
コメント
2件
文才ありすぎるよぉぉぉぉ(´;ω;`) ほんとめちゃくちゃ書き方上手い、普通に小説売って欲しい( ストーリーもおもしろいし、まじ尊敬する!!!!!!!!🥲