拝啓、生きるのが辛い人へ。

あるネッ友さんの実話です

その子はいつも頑張っていました

私が聞いた限りでも凄く悲惨なことでした

親には暴力を

他の大人達からは差別を

まともに病院でも診て貰えず

癌が進行していくばかり。

そして

知らないおじさんに犯され、無理やり妊娠させられ

でも子供を降ろすお金は出して貰えず

今、その子供はお腹の中で成長していくばかり

自殺しようとしても何しても死ねなくて

子供を産むしかないという選択肢。

自分の意思を、気持ちを、全て押し殺して

ご飯だってまともに貰えずに　やせ細っていくばかり

そんな中で生きていました  __

そんな子でも

凄く優しくて

話を最後まで 何も言わずに聞いてくれて

慰めてくれて

解決策を考えてくれて

まるでエスパーのようになんでも知っているようでした

そんなあるとき

一通のメッセージが届きました

「死にそう」

ただ、それだけでした

焦って、パニックになりながらも

聞いてみました

「どうしたの」

そうしたら

「息苦しくて、水を飲んだら血を吐いてしまった

さっきから頭がガンガンして痛い」

と、

今すぐにでも会いに行って助けたいし、治してあげたいしそんな思いで電話を繋げました

『大丈夫？！』

「ほんとにやばい」

「ごめんね、弱くて」

「ありがとね。しててくれて」

「ばいばい」

その時にスマホが落ちたような音と同時に大きなﾊﾞﾀﾝという音が聞こえました

その後何回も名前を呼んだけどその子はもう返事はしませんでした

𝑒𝑛𝑑