TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

※〇〇を自分にあてはめてみるのも🐜かも(?)





























最強だって疲れることがある。

だって人間だもの。

そんな時に癒しを求めることは当たり前で。

気づいたら彼女の家に向かっていた。

瞬間移動は使わずに、自分の足で。








ピンポーン

相変わらず出ねえな。

ポッケからちゃらんと音を立てて、彼女の死へいくための真鍮の切符を出す。

これを渡される前は、呪力で鍵ぶっ壊したからなぁ。あの時はすんげえ怒られたっけ。








ガチャ

「〇〇ー?」

シーン

まだ帰ってきてないか。

ふう~っと溜め息を吐きながらベッドへダイブ。







すう~はぁ~

うん。男ってだいたいこんなもんよ?

それにしても彼女の匂いが充満してて俺の全部をダメにす

る。

落ち着く。安心すんなあ。

アイマスクをとり、自然と呪力が解けていって、瞼が閉じる。

________________・・・・








『あれ?悟?…..ただいま。ふふっ。珍しく寝てる。』

『それにしても気持ちよさそうに寝るなあ〜』

『寝てた方がうるさくなくて、可愛いのに。』

おい、全部聞こえてるぞ。

なのに、重い瞼はまだまだ開かない。

バタバタバタバタトントントントン

彼女の生活音がうっすら耳に届く。








『まだ寝てる。』

バサッ

ピトッ

僕の横から、感じたくて堪らなかった体温。

『・・・・・好きだよ。』

ヨシヨシ

ちゅっ








おでこに伝わる感触。

いつもオマエからしてこねえのに。起きてる時にしてくれよ。

どうにかこうにか頭を回転させて、重い瞼を少し開ける。

「おかえり、〇〇」

『あ。起こしちゃった?』







首を横に振る。

ぎゅう

「好きだよ、〇〇・・・・・・」

『なっ!もしや、聞いてた?」

照れながら焦っている様子に、愛おしさが込み上げる。

だめだ。

またこの居心地の良さに思考が停止して、再び験が閉じた。







『おやすみ。悟』

この体温だけは、何がなんでも守るから。

もう、誰も離れていくな。

僕が最強で居られるのも、オマエのおかげだから。

fin.





loading

この作品はいかがでしたか?

1,655

コメント

5

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚