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ナチとソ連、ハモってる。やっば仲いいね〜。みんなそれぞれの描き方がみんなの性格を表しててすごい
KANAMEさん、こんにちは!寺島あおいです。 第6話、読ませていただきました。 「芸術の秋」というテーマに、それぞれの国のキャラクター性が本当に鮮やかに現れていて、にこにこしながら読みました。ソ連の「秋の団地」という発想、ナチのミリ単位のデッサン、イタ王の魂のパッション、そして日帝の引き算の美学…。どの絵にも「その人らしさ」があって、最後に並べて展示するっていう日帝の優しさにほっこりしました。 喧嘩しつつも、ソ連がイタ王の絵を褒めていた場面が特に好きです。不器用な優しさが伝わってきました。秋らしい温かさに満ちた、素敵なエピソードをありがとうございます🍂
■読まれる前の注意書き
・本作は「カントリーヒューマンズ(CountryHumans)」の二次創作(ファンフィクション)です。
・実際の歴史、国家、政治団体、宗教、および実在の人物とは一切関係ありません。
・かつて対立していた国々が、現代風の平和な世界線でひとつ屋根の下、あるいはご近所さんとして仲良く「ほのぼのとした日常」を送っているパラレルワールドを舞台にしています。
・キャラクターの口調や性格に独自の解釈(マイルド化)が含まれます。
・以上の点をご理解いただける方のみ、お進みください。
■第6話
題名:芸術の秋、あるいはカオスな秋の写生大会
ジャンル:日常・芸術ほのぼの
読書の秋、食欲の秋、そして芸術の秋。涼しく過ごしやすい季節が訪れ、庭の木々が鮮やかな赤や黄色に染まり始めた頃、日帝の思いつきによって「第一回・屋敷合同写生大会」が開催されることになった。
日帝に連れられて裏山の見晴らしが良い高台へとやってきた面々は、各自、画板やキャンバス、思い思いの画材を手に、お気に入りの場所に陣取る。
「ふむ、芸術か。我が連邦のプロパガンダアートの力強さと美しさを、この日本の自然を借りてここに具現化してやろう」
大きな丸太にどっかりと腰掛けたソ連は、豪快に太い筆を走らせていた。彼のパレットには、なぜか赤、黒、黄色といった原色ばかりが並んでおり、風景画を描いているとは思えないほどの威圧感を放っている。
「ソ連、芸術とは自らの思想を大声で叫ぶための道具ではない。自然の持つ黄金比、および光と影の緻密な調律をキャンバスに正確に写し取ることだ。貴様のはただのペンキ塗りだ」
少し離れた場所で、ナチは折りたたみ式の本格的なイーゼルを立て、細い筆で緻密に風景を描いていた。彼のスケッチブックには、木々の一葉一葉、遠くの雲の輪郭にいたるまで、ミリ単位の狂いもなく正確なデッサンが刻まれている。相変わらず、生真面目な性格がそのまま絵に出ているようだった。
「二人とも最初から真面目だねえ! 芸術っていうのはもっと、頭で考えるんじゃなくて、こう……魂のパッションを爆発させるものだよ!」
イタ王はキャンバスを地面に直接置き、パレットナイフどころか絵の具を直接手で掴んで塗りたくっていた。赤、青、緑、オレンジが縦横無尽に混ざり合い、もはや風景画というよりは前衛的な抽象画のようになっている。しかし、色使いは非常に鮮やかで、見ているだけでこちらの気分まで明るくさせるような不思議な魅力があった。
「皆さん、個性的で本当に素晴らしいですね。それぞれの国に、それぞれの美学がある。それこそが素晴らしいことです」
少し離れた切り株に腰掛けた日帝は、和紙のスケッチブックに筆ペンを滑らせ、サラサラと墨絵を描いていた。紅葉の美しさを引き立てるような、引き算の美学を活かした見事な秋の風景だ。
数時間後、それぞれ納得のいく「作品」が完成し、一同は日帝の家の居間に戻ってテーブルの上に絵を並べた。
「……おい、ソ連。これは何だ。確か裏山の紅葉を描くと言ったはずだが、なぜ画面の中央に巨大なコンクリート製の角張った建造物が鎮座している?」
ナチが眉間をこれ以上ないほどに深く寄せ、ソ連の絵を指差した。
「フン、無知なるシロクマめ。これは我が理想の『秋の団地』だ。燃えるような紅葉の赤と、機能的で無機質なグレーの対比こそが至高だろう。それよりナチ、お前の絵はどうだ。……チッ、相変わらず無駄に綺麗に、教科書通りに描きやがって」
「無駄とは何だ。自然の構造への敬意だと言っている。貴様のその、とりあえず赤を塗っておけばいいという大雑把な思考と一緒にされては困る」
「あはは! 二人とも喧嘩はそこまでにして、僕の絵を見てよ! タイトルは『爆発する秋のパスタ・紅葉仕立て』だよ!」
「「パスタ要素はどこだ」」
ソ連とナチの声が完璧にハモる。
お互いの作品に容赦なく文句を言い合いながらも、どこか楽しそうな彼らを見て、日帝は台所から温かい緑茶と、今朝から用意していた栗きんとんを盆に載せて運んできた。
「まあまあ。皆さんの絵、私はどれも素敵だと思いますよ。せっかくですから、乾いたら長い廊下に並べて展示しましょう。我が家の新しい名物になりそうです」
「日帝がそう言うなら、まぁ、構わんが……」
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「私の傑作の隣に、ソ連のあの怪作を並べられるのはいささか不本意だがな」
口では文句を言いつつも、ナチは自分の絵を飾る角度をミリ単位で微調整し始め、ソ連はイタ王の絵を「これくらい賑やかな方が、部屋が明るくなって良い」と不器用ながらに褒めている。 芸術の秋は、4人の異なる個性が不思議な調和を見せる、少し騒がしくてこの上なく温かい展覧会となったのだった。