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<ヌイム村>
-文翔-
今日は晴天
気温が高く日向ぼっこするにはちょっと暑いかもしれない
そんな日に俺は
畑仕事、
「暑っつ…!」
「41回目」
「大丈夫?まだ10分も経ってないよ? 」
「まじか?」
「うん!」
「まじか、」
「ヌイム村に伝わるぬいぐるみの怖い話でもしてあげようか?」
「…遠慮しとく」
「…暑いよー、」
「56回目」
暑いのと
冷静に暑いと言った回数を数えるらめるに
すこし腹がたってきた
「らめる…数えるのやめない?」
「えー、こんなに暑いって言ってる人久しぶりに見たから新記録更新するか気になったんだけどな、」
「てかお前らは暑くないのかよ?!」
「全然?」
「…」
「おつかれ〜!ジュース持ってきたから少し休んでくれ!」
明るい声でジュースを渡してくれた人は今日手伝っている人 カロル
らめるともくのことを昔から知っていて
たまに家に来て様子を見に来てくれるらしい
「ありがとうございます…!!」
「それにしてもこんなに暑さに耐性が無い奴久しぶりに見たなぁ」
「無理はすんなよ?」
「はーい、ありがとうございます!」
「よっしゃ!続きやるぞ!!」
「凄い元気になったね文都」
「やっぱりカロルさんのジュースは凄いね 」
「ほら!はやくやろうぜ!」
「う、暑い…」
「89回目おめでとう記録更新だよ」
「なんも嬉しくねぇ、」
「…もくー!文翔とちょっと行ってくる!」
「はーい!」
「え?どこにだよ?」
「ちょ、らめる?」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
<森>
急に一緒行くよ!
と言い 走っていくらめるを追いかけると
その先は森のなかだった
「らめる?どこまで行くんだよ」
「ん?あぁ、ごめんごめん」
「そろそろ着くよ」
森の中は木の影があって少し涼しい
…霧が少しあるのもそうか
あ、これ霧じゃねぇ綿だ
それにしてもここの綿の量は
異常なほど多いな
「ついたよ!!」
目の前には綺麗な湖があった
「さっきから暑い暑い言ってたから
涼しいところ連れて行ってあげようって」
「めっちゃ涼しい、らめるありがとうな! 」
「どういたしまして!」
島にこんな涼しい場所があったなんて、
それに水も綺麗 本当に最高の場所だ
「文翔足にわたついてるよ」
「え?あ、ほんとだ」
「…らめるは、 めっちゃわたついてるよ」
「ん?え?!ほんとだ!」
「取るの手伝うから」
「らめる一人で取れるよ!」
「時間かかるだろ」
「いや取れるから大丈夫! 」
そう言われて仕方なく綿が取れるのを待つ
「らめる…まだ?」
「あとちょっと!!」
「さっきから綿減ってるように見えないんだけど」
綿を取り始めてから5分は経ってるはず
それなのにらめるの体の綿は全くと言っていいほどに減っていなかった
「…ちょっと文翔そこで待ってて!」
「え?ちょっらめる?」
走りだしたらめるの腕を掴む
ビリッ
何かが破けた音がした
らめるが焦った顔をしている
らめるの衣類は破れていない、
だったら何を焦って
「え は?」
無意識に声が出た
らめるの腕が途中から無い
じゃあ俺の手の中にはらめるの
-もく-
2人ともおそいなぁ
ちょっとって言ったのに
ぜんぜんちょっとじゃないよ
「あーもう!もくだけでやるのつまんない!」
「 探しに行ってやる!!!」
…つかれた、二人が行ったほうに行ったのに
ぜんぜんいないよー、
せめてお水持ってくればよかったなぁ
あ、あそこに湖ある!
ちょっとお水もらっちゃお
…あ!らめる居る!
てことはふみとも居るんだ!
お水も飲めていっせきにちょうってやつだ!
「らめるー!ふみと!2人とも帰ってくるのおそいよー?」
「あ、ちょっともく待って!」
「…らめる?その腕どうしたの、?」
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