文化祭

杏「あっ蒼!」

蒼「杏ちゃん」

杏「もう休憩?」

蒼「うん。もう売り切れちゃったから」

杏「早」

蒼「杏ちゃん頑張」

杏「うん」

後夜祭

杏「みんな校庭だね」

蒼「うん」

蒼「ねぇ杏ちゃん」

杏「何?」

蒼「ボクの今までのこと話そうと思う」

杏「!」

蒼「じゃあ…..屋上いこ」

杏「うん」

モブ「ぁっあおちゃん」

蒼「ぇ?」

モブ「ひとり仕切り板でケガして保健室の先生を探してもらえない?」

蒼「いいよ」

蒼「杏ちゃん屋上行ってて」

杏「分かった」

ｶﾞﾁｬ

杏「空気良いな」

ｶﾞﾁｬ

杏「誰か来たもしかして蒼?」

モブA「おっ白石やん」

杏「げっ」

モブB「なあお前さあ最近蒼?って言う奴といるらしいけどあいつ男だぜ」

杏「え?」

ｶﾞﾁｬ

杏「蒼!」

蒼「ぁ……….ぁ……..

ﾀｯﾀｯﾀ

杏「蒼!!!!」

ギュッ

蒼「….」

杏「っ」

蒼「びっくりしたよね

杏「そんなことっ」

蒼「本当は分かってたんだ。杏ちゃんに話しても、彰人くん、冬弥くん、寧々ちゃん、司先輩、類先輩は次の日も次の日も何もなかったようにしてくれる。でも僕はその優しさがみんなの中に生まれちゃうことが 」

「嫌なんだ !! 」

蒼「ごめん杏ちゃん」

ﾀｯﾀｯﾀ

杏「ぁ……」

杏「私はなんで…なｸﾞｽｯｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

杏「何も出来てないよ蒼!!!!」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

蒼「思い道理になったじゃんか」

蒼「そうこれで良かったんだよ」

誰かに救われるとか思いたくない。

そうこれで良いんだ。もういいや

もう諦めたこと

忘れよう何がしたかったか

次はお姉ちゃんが話す番だよ絵名ちゃんに

私はもう良い

誰か

お姉ちゃんを救ってよ

お願い