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はぁぁぁぁぁぁ✨️ フランスが僕っ子なの最高にかわいいッッ🫶🏻️︎💕 まじでらぶちだぁぁぁぁ!!✨️
「なんなんですかね。コレは」
「分からない。正直、気味が悪いったらありゃしないよね」
5人とは別行動をとったイギリスとフランスは、2人揃って頭を抱えていた。イギリスの手元には封筒、フランスの足元には人間が転がっている。
「『イギリス宛て』少なくとも私の名前を知った者ですか」
そして封筒を開けると、中にはイギリスの国旗から北アイルランドを抜いた国旗の顔をした、海賊の装いの青年の写真が入っていた。
「気色が悪い。何故か見覚えがあるのですが」
「ううん、とりあえずはあの2人に相談じゃない?あと、国連兄弟」
「まあ、そうですよね。戻りますか」
イギリスとフランスが歩き出したその時、イギリスの耳に子供の声が飛び込んだ。
「父様、なんで…ごめんなさい、許して」
「!?…フランス、今何か聞こえませんでしたか?」
「えっ?僕は何も、怖いこと言わないでよ」
「おかしいですね今確かに」
「ついに頭がおかしくなった?元から?」
「失礼極まりないですね」
イギリスには確かに、子供の声が聞こえたが、フランスは子供の声など聞こえていないとのことだ。
そしてイギリスは、ある事に気がついた。
「あの声、どこかで聞き覚えがあるような」
刹那、フランスの背後に―
「危ない!」
イギリスがフランスの身を引き寄せたことで、事なきを得たものの、襲ってきた者の姿は見えない。
「何処へ行ったのでしょうか」
「あ、えと、ありがと」
「もっと感謝してください。捜しますよ」
「うぇ、可愛げないの〜」
「そもそも私に求めないでください。」
イギリスはフランスの嫌味を躱しながら、周囲を見渡す。すると、視界の端に木の影に何かが隠れているのが見えた。 フランスも見つけたようだ。
「イギリス、あれ 」
「はい」
数えるには気が遠くなるほどの時間を共にしてきた2人には、言葉はそれだけで十分だった。
2人はその何かの方へ駆け寄って、フランスがそれを拾い上げた。
「矢張り、そうですか」
「同一犯と見て間違いなさそうだね」
拾い上げたそれは封筒で、『フランス宛て』と書かれていた。
「えぇっと、つまり、どういうことなんね?」
部屋の中に素っ頓狂な声が響いた。
「イタ王、お前聞いてたか?」
「聞いてた!聞いてたから質問してるんね!だって急に名指しの手紙が3人分来るなんて、意味が分からないんね!」
ガタッとイタ王が椅子から立ち上がる。
「つまりこれは同一犯、それもほぼ同じ時間ってことは、犯人は複数だろうって意味だ」
「じゃあ、連続失踪事件にした意図は!?」
「それを解明するために、今話しているのだ」
ナチスが一つ一つ質問に答えると、イタ王はその冷静さに気圧されてしまったようで、椅子に座り直した。
「そして、正確には手紙でもない。写真だ。見せてくれるか」
ナチスが呼びかけると、フランスが封筒から1枚の写真を取り出した。写真には、フランス国旗に両刃斧があしらわれた青年が写っていた。
「何処か見覚えがあるのが、また気持ち悪いところだよね」
「米英もそうなのか?」
「そんなとこですよ」
「俺もどっかで見た気がするんだけど、思い出せないんだよな」
「事件に現実味がないな。それが犯人の能力ならば有り得るかも知れんが」
「姿は見えなかったみたいだな、今のところ手がかりと言えるものが無い」
国際連盟はタバコに火を付けた。
国際連合は時折国際連盟に話しかけながら、パソコンに情報を打ち込んでいる。
「アメリカさんとイギリスさんも写真を見せてください」
「はいよ」
「分かりました」
2人は写真を取り出した。それを見た皆は目を見張った。イギリス国旗から北アイルランドを抜いた国旗、欠落したユニオンジャックが共通していたからだ。
「What!?どういうことだ!?」
「…偶然ではないでしょうね。」
「今回の事件、連続失踪事件はブラフ、明らかにこちらが目的だったようだな」
周りがザワつく中、ソ連が気まずそうに手を挙げた。
「盛り上がってるところ悪いんだが、
犯人とは言わずとも手がかりくらいは分かるかも知れない」
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イギリス
能力:七海の薔薇
嘘を信じ込ませるなど、精神に干渉することができる。
ちなみに能力名の由来は七つの海の覇者と国花の薔薇から
フランス
能力:博愛の百合
道理と条件が揃えば、拘束して首を落とすことができる。
ちなみに能力名の由来は自由平等博愛とフランス王家の紋章の直訳、国花の百合から