「fabrication」
《序盤》
充分過ぎる 甘い誘惑に騙されて
手の上で踊らされる
温もりなんて感じられやしないんだ
《一番》
夜のワルツを踊れば 林檎が弾ける
心の痛みを身体の痛みで誤魔化したんだよ
狡すぎる 貴方の瞳は揺れやしないけど
私の瞳は嫌になるほど揺れてる
鏡の前で睨めっこ
しゃぼん玉は迷いもなく飛んでいった
白々しいその顔はとても憎らしい
ロ-マ字で描いた愛の昔話で
貴方は血を吐いた
《サビ》
赤に染まった美飾服を身にまとって
私は狂宴曲で狂い咲いた
考えるだけじゃ意味なくて
行動にした方が幾分と楽だったよ
純白の命は黒々しい黒薔薇へ
辛いだけじゃ誰も気付いてくれない
私がRingになってあげるから
貴方は赤薔薇になってよ
冷たくなった態度に私は
反論なんて申し立てやしないさ
特等席でご覧あれ
fabricationのわ・た・し
《二番》
カ-ディガンで袖口を塗らした
ティアラは怪しく微笑んだ
言葉の刃物で心を痛めた
明らかに短くなった自分の髪
指に絡みつけてにやっと笑った
別にどうでもいいけど
赤の他人は馬鹿みたい
青の他人は馬鹿にした
林檎を齧って
吐き捨てた
もう……味さえない
星印の病さえ
寝られずにはいれない
鏡の前で 顔を歪めてみる
これが…本当のワタシ
《ラストサビ》
鏡についた赤の絵の具は
どうしてもどうしても好きにはなれなくて
鼻の奥をツンと刺す 匂いは
悪魔との契約完了の証
Happy birthdayの蝋燭に火を灯す
これで準備は出来たよ
さよならのパ-ティ-ランド
とどめの隠し味には血を一滴
檻の中の小鳥は
やっと自由を得れる
それは 誰かを破壊するとともに…
こんにちは
fabricationのワタシ
_この歌詞から皆様はどんな物語かを考察出来ます…か?