テラーノベル
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ちょっとしんどい部分があります。
キツかったら無理せず閉じてください。
「今日は、お願いします!」
「向井くん!神奈川までごめんね!」
翌日、向井と目黒は撮影のために場所を移動していた。
今回のモデルは、向井も何度か撮影に携わっている青年だった。
「あと…その方は…?」
青年は、向井の後ろに立っているイケメンに気づき、向井に問いかける。
「この人も、モデルさん?」
「あぁ!こっちは…うーんと、アシスタント!アシスタントさんや!」
急な問いかけに焦ったが、何とか向井は目黒をアシスタントだと誤魔化した。
その空気を読み、
「本日、向井さんとご一緒にさせていただいています。アシスタントの目黒です。」
丁寧に礼をした。
「あぁ…アシスタントさんか!てっきりモデルさんかと!」
青年も納得したように礼を返す。
目黒のイケメンぶりだ。
それはモデルと勘違いするだろう。
逆にモデルをやらずにザリガニ店の店員をしている方がおかしいのだ。
「コソこーじ、これで大丈夫?」
「コソあぁ!完璧や!さすがめめやね!」
2人でアイコンタクトをとり、
「じゃあ、撮影始めますね!」
向井のかけ声で、撮影が始まる。
「……よし、俺らも行こっか。」
一方、深澤、阿部、渡辺もホテルから出る準備をしていた。
「颯馬さんも来るんだよね?」
阿部が深澤に問いかける。
「うん。颯馬くん曰く真白さんはまだ寝てるらしいけど…」
深澤は颯馬からの連絡を確認する。
だが、嫌な予感はしている。
「ふぅん、真白さん来ねぇんだ。ま、ふっかからしたらありがたいか!」
渡辺がニヤニヤしながら深澤の顔を見る。
「うるさいなぁ!俺はなんとも思ってないって!」
深澤は顔をやや赤らめながら答える。
そんな雑談をしながら、3人はホテルを後にした。
「あ、来たね。こっちだよ。」
指定された場所に行くと、颯馬”のみ”がいた。
3人は、ホッと胸を撫で下ろす。
「あいつ、朝弱いんだよ。だから、今日はそんな緊張しないで。」
颯馬は3人に優しく笑いかける。
だが、4人の中の嫌な予感は残っていた。
「じゃあ、行こっか。」
「そうですね、早く行きましょう!」
颯馬に促されて、移動をしようとする3人。
「ねぇ!俺のこと置いてくとか正気?」
……その声は、予想してるよりも早く4人の耳へ届いた。
「お前…起きてたのか?」
颯馬はため息を吐きながら唐突に現れた”真白”に問いかける。
「部屋から颯馬の気配が消えたから。それで起きたら…予想通りいなくなってんだもん!!」
子供か、お前は!?
というツッコミをしたくなる4人。
今の真白は、まるで寝ている間に母親が仕事に行ってしまい、怒りながら追いかける子供だ。
「とにかく!俺を置いてくとか君たちおかしいよ!誰も真白さんはどうしたんですか?って聞かないのもだ!」
拗ねた子供のように、3人が全く真白のことを聞かなかったことにも苛立っているようで…
「もー!俺やる気でなーい!誰か慰めてくれないと一緒に行ってあげなーい!」
と、わざとらしく泣き真似を始める。
「……一緒に行きたくないって。それじゃ、行こっか。」
颯馬が華麗にスルーし、3人もそれについて行く。
「ちょ、ほんとに待ってって!!俺も一緒に行かせてよー!!!」
3,266
はれる.
夢花𓂃𓂂ꕤ*.゚
「…あ、そうだ。みんな喉乾いてない?何か買ってくるよ。」
しばらく歩いて、コンビニを見つけた颯馬が提案をする。
「そうですね!ありがとうございます。」
ちょうどなにか飲みたいと思っていた深澤たちも大賛成。
「じゃあ、俺も着いてきます。翔太、行くよ。」
「…は?あ、ちょ、阿部ちゃん!!」
コンビニに向かう颯馬の後ろを、阿部と渡辺もついて行く。
そこに残された深澤と真白。
(え…?いや、どうすればいいの!?)
残された深澤は戸惑っていた。
なぜ、自分は真白と2人きりにされたのだ…!?
真白はにこにこと、
「ありゃー…2人きりになっちゃったね♡」
深澤との距離を詰める。
そして、顔を近づけて
「ふっかくん。…君は、ほんとに俺に付いて来る気ない?」
「……へ…?」
怪しげな笑顔を浮かべた。
真白は笑顔のまま、淡々と話していく。
「例えば!今の裏社会では色んな派閥がいるとしよう!…その派閥の全てが、”打倒・Snow Man”を掲げたら…?」
「……っ…!」
真白の例え話。
これから可能性のある、未来の話。
「その時、世界VSSnow Manになるよね。これは…いくら頑張っても、数では勝てないね。」
「…何が、言いたいんですか…?」
この例え話も、真白の考えていることも何も分からない。
深澤は、少し警戒しながら問いかける。
その質問に、真白はにっこりとして答える。
近くの壁で、深澤に壁ドンをしながら、
「…その時のために、君が俺に”御奉仕”してくれるなら、俺らは永久的味方になるよ、って話…だったらどうかな?」
深澤は、顔を青ざめる。
真白の表情は笑顔のはずなのに、目が笑っていなかった。
「……枕、営業ってわけ…?」
「うーん…ま、そういう感じだね!君は、どうするの?」
真白は、睨み気味の深澤ににこにこと笑いかける。
「……そんなこと、するわけない…そんなんで協力とか…意味、わかんない…」
この質問の答えで、何かが変わるかもしれない。
それでも、深澤は真白の提案には乗らない。
真白は一瞬目を見開き、すぐに笑顔に戻る。
今度は、しっかり温度のある笑顔で
「だろうね!よかったー!これでふっかくんがOKしたらどうしようかと思ったよ!」
「……..は?」
あまりの変わりように、深澤は混乱する。
本当に、何を考えているのかが読めない。
「まぁ、これは単なる例え話だよ。それこそ、これからこういう方法でSnow Manのメンバーを間引こうとするやつらは出てくるだろうね。」
「間引き…」
「よかった。ふっかくんがちゃんと断れる人間で。安心して、俺らdominatorは、そんな事しなくてもSnow Manの味方だからさ。」
動揺を隠しきれない深澤に優しく笑いかける。
(…試してたってこと…?じゃあ、昨日の告白もこのため……?)
深澤の混乱は大きくなるばかり。
まさか、これをするために昨日あんなことをしてきたのではないかと思い始める。
その思考を呼んだのか、真白は昨日と同様、耳元で囁く。
「…まぁ、本気っていうのは本当だよ。もし、相方くんに飽きたら…いつでも俺のとこにおいで。いっぱい可愛がってあげる…♡」
「……はっ…ぅへ…!?///」
吐息たっぷりに囁かれて、腰が抜けそうになる。
その様子を笑いながら真白は顔を離す。
「買ってきたよー」
ちょうどのタイミングで3人が戻ってくる。
「俺、カフェラテねー!」
真白は、何も無かったかのように平然としている。
深澤の心拍数は、しばらくおさまらなさそうだ。
「じゃあ…次はポーズを変えて…」
「……」
目黒は、静かに向井の撮影を見ていた。
一応、アシスタントとして参加はしているが、ほとんど向井1人で足りてしまい、目黒のやることは少なかった。
目黒は、真剣な”カメラマン”としての向井を見るのは初めてだった。
1度、目黒のザリガニ店に写真を撮りに来てはいたが、あれはプライベートみたいなものだったため、仕事中の向井は初めて見るのだ。
真剣な表情でカメラを構える向井の横顔を眺める。
新鮮な向井の表情に、目黒は自分の体温が上がっていることに気づく。
「……よし!OKです!」
しばらくして、モデルの青年と撮った写真を確認しながら、向井は満足そうに笑う。
その笑顔がいつもの明るい笑顔で、目黒は少しほっとする。
ようやく、いつもの向井が戻ってきた気がしたからだ。
そして、今日の撮影は終了した。
「めめー!帰ろか!」
撮影が終わった直後、青年が現場を離れたことを確認して、向井が抱きついてくる。
いつもの人懐っこい向井だ。
「…うん。帰ろうか。」
目黒は向井の髪をわしゃわしゃしてから、2人で現場を離れる。
「めめ!撮影、どうやった?楽しかった?」
瞳を輝かせる向井。
目黒は少し考える素振りを見せて、
「うん。すごい楽しかったよ。」
全人類惚れる笑顔で答える。
「…っ///ほ、ほんまにぃ?」
急な目黒の笑顔に、向井はドキドキが止まらなくなる。
目黒は、向井が好きな自分の顔を完全に理解していた。
そして、目黒は考えていることがあった。
せっかく2人きりなのだ。
ここで、提案してみても良いかもしれない。
「こーじ。」
「ん?どしたん、”めめ”?」
名前を呼ぶと、すぐに向井は反応してくれる。
“めめ”と呼んで…
「あのさ、2人きりの時は…名前、呼んで欲しい。めめじゃなくて、名前で。」
目黒は、自分のことを名前で呼んで欲しかった。
向井は、一気に顔を真っ赤にする。
しばらく視線をキョロキョロさせる。
何度も目黒と目を合わせて、すぐに逸らす。
目黒は、その様子を優しく見守りながら待つ。
そして、
「……」
覚悟を決めたかのような顔で、向井が目黒に向き直る。
「…、……れ…」
だんだんと向井の顔が赤く染まっていく。
「…蓮……くん…」
ようやく、向井は目黒の名前を呼ぶことに成功した。
「…くん付け?可愛いね、こーじの方が俺よりも全然年上でしょ?」
目黒は、真っ赤に染まっている向井の顔を見つめながら嬉しそうに笑う。
「そ、そうやけど!なんか、めめは……れ、蓮くんのが、ええかなって……」
恥ずかしさで目を合わせられない向井。
恥ずかしさを隠すように、
「そ、そっちやって、俺のこと”こーじ”って呼ぶやん!その…“康二”っては、呼んでくれへんの?」
自分にやらせるなら、そっちもだ、と目黒に言う。
目黒は恥ずかしがる素振りも見せずに、
「それもそうだね。”康二”、可愛いよ。」
普通に返されてしまった。
自分からお願いしたことだが、向井は逆にダメージを増やしてしまった。
「結局、何も見つからなかったね。」
阿部が、ホテル前で小さく呟く。
5人で回れるところは回ったが、何も見つからなかったのだ。
「うーん…絶対何かいるはずなんだけどね。」
深澤も首を捻りながら呟く。
「…隠すのが上手いね。」
颯馬は少し瞳を鋭くして、真白の方を見る。
「…小物が2匹、割と厄介だね。」
真白も、鋭く言う。
「…え?」
阿部、渡辺、深澤は目を丸くさせる。
颯馬と真白は、何かを感じているようだ。
「小物?恋愛泥棒みたいな?」
渡辺が問いかける。
真白は小さく頷く。
「今は動きがないみたいだけど…いつ動くかが分からないから厄介だ。」
「…真白さんと颯馬くんは、敵がわかってるの?」
深澤が問いかける。
「うん。俺と颯馬はわかってる。」
真白は笑顔で答える。
格が違う。
改めて3人は思う。
1度、dominatorとの勝負で勝ってはいるが、それでも、場数や能力は圧倒的に上なのだ。
「ま、小物だからそんな気張る必要はないよ。なんなら、俺らで何とかしとこっか?」
3人の沈黙を緊張と認識したのか、真白がにこにこと笑いかけてくれる。
「…いえ、俺らにも協力させてください。」
わざわざ神奈川まで来たのだ。
颯馬と真白にだけ任せるわけにはいかない。
はっきりと深澤が言うと、
「…じゃあ、明日の夜にでもあぶりだしとこうか。」
颯馬は感心したように、そして嬉しそうに作戦を話した。
「ってことがあったからさ、明日の夜、めめとこーじいける?」
ホテルに戻り、目黒と向井にも作戦を伝える。
2人は、颯馬の作戦を聞いて目を見開く。
「…すごい…」
「……これ通り動けばいいんだね?」
それは、”完璧”だった。
敵をあぶりだしてからの流れ、後処理、被害の予測…
全てが完璧に組まれていた。
「でも、多少変わる部分もあると思うから過信しないように…って。」
阿部が、颯馬の言っていたことを全て伝え終えて、改めて息を吐く。
神奈川にいる間、颯馬と真白のすごさをたくさん知ることになるだろう。
それを無駄にせずに、しっかり勉強をしようとする5人なのだ。
「んん……?」
寝静まった部屋の中、阿部は違和感を感じて目が覚めた。
他の4人はすやすやと眠っている。
(なにかの気配…?)
寝起きの頭を動かしながら、周りを見渡してみる。
4人が起きてしまうため、明かりはつけずに…
(窓…?)
カーテンの閉まっている窓から、気配を感じる。
窓側に寝ている向井を起こさないように、ゆっくりカーテンを開ける。
今夜は、月が綺麗に見える夜だ。
窓を開けて、少し身を乗り出して周りを見てみる。
(いない…)
だが、そこには誰もいない。
違う場所も探してみようと、窓を閉めようと鍵に手をかけようとした瞬間、
「……ぅっ…!」
思いっきり手を引っ張られ、声を上げる間もなく、外に阿部の身体が投げ出される。
阿部たちが宿泊しているホテルの部屋は、”9階”。
そこから振り下ろされた阿部は、着地に失敗すれば大怪我どころでは済まない。
「…っ…!」
着地の準備をしようとする。
だが、”できない”。
(何かに、引っ張られてる…!!)
見えない何かに、左手をものすごい力で引っ張られているのだ。
地面がどんどん迫っていく。
阿部は、何とか視線を動かす。
(どこか、どこか着地できるとこは…!!)
必死に探した先、阿部は身を何とか捩らせ、”軌道を変えた”。
バッシャーン!!!
「…う゛…っ…!ケホッゲホッ!ケホッ」
近くにあった池に着地。
何とか怪我は免れたが、落下の勢いで動くのが厳しい。
「ゲホッ!ハァハァ…ケホッコホッ…!」
肺の中に水が入った。
身体も痺れている。
身体中に、痛みが走る。
(やっぱり、水でもこれか……)
地面にそのまま落下するよりはかなりマシだが、それでも危険なものは危険だ。
何とか地上に上がろうと体を動かす。
このままでは体温が下がっていき、本当に動けなくなる。
……だが、唐突に頭を押さえつけられる。
「…!?……っ…!!」
阿部は、咄嗟に口元を手で押さえる。
何かに、身体を沈められている。
咄嗟だったため、まともに息もできていなかった。
肺の中に、酸素がほとんど残っていない。
頭と視界がぼやけていく。
何とか体を起こそうとするが、力が入らない。
(まずい……息、が………)
「……カハッ…」
耐えきれなくなり、水を吸ってしまう。
どんどんと水が口を、鼻を、肺を犯していく。
死を覚悟する阿部。
視界が、暗くなる。
いつの間にか頭を押さえつける力は消えていたが、阿部は沈んでいくばかり。
『よく、耐えきったね。』
ゴボゴボという音の中に、はっきりと声が響いた。
阿部の身体が一気に引き上げられる。
「……ぅ゛っ…ゲホッゲホッ!!う゛ぇ…ゲホッゲホッ!!!」
咳と痙攣が止まらない。
苦しくて呻いてる阿部の背中を、ポンポンと優しく叩く手。
「ごめん、遅くなったね。」
「ゲホッ!そ…ゲホッゲホッ、そう…ま…ゲホッさん…」
颯馬が、優しげな笑顔で阿部の身体を支えていた。
「まさか、今夜襲ってくるとは思わなかったね。今、真白が阿部くんのこと沈めたヤツ追いかけてるから……捕まえたね。」
颯馬が阿部を安心させるように状況の説明を行う。
「……つか、まえた…?」
痙攣もだいぶ収まった阿部が、颯馬の言葉に反応する。
颯馬は今、”捕まえた”と言ったのか?
「真白がそいつのことを今捕まえたから、もう安心していいよ。」
颯馬も、ほっとした顔をしていた。
「阿部ちゃん!!!」
「どうしたんだよ!?」
嫌な気配を感じ取ったのか、寝ていたはずの4人が慌てて走ってくる。
そして、びしょびしょで少し咳き込んでいる阿部の様子を見て、さらに顔色を変える。
「阿部ちゃん…だ、大丈夫…?!いや、大丈夫じゃないよね…そ、颯馬くん…」
「みんな、大丈夫だよ。そいつはもう捕まえたから。阿部くんももう心配はないよ。」
混乱する4人を安心させるように、颯馬は状況を説明する。
どうやら4人は、部屋の窓が開きっぱなしで、阿部がいないことに嫌な予感がして部屋を飛び出してきたようだ。
そのため、全員寝巻きなのだ。
「阿部くん!よかった、無事そうだね。」
そこに真白も合流。
真白の手には紐が握られており、その紐の繋がる先には…
「こいつが犯人…?」
高校生くらいの男だった。
「ほら、ごめんなさいは?君のせいで、この子死ぬとこだったんだからね。」
真白が高校生に厳しい瞳を向ける。
だが、高校生からの反応はない。
反抗的な瞳で7人を睨んでいる。
「…何が目的だ。この子を殺す必要があるのか?」
颯馬も鋭い瞳で射抜くように高校生を見つめる。
もちろん、4人も怒りが湧いている。
本当に、阿部は死んでいたかもしれないのだ。
「…誰でもよかった…誰か1人でも削れればよかったんだよ。」
高校生は、ようやく口を開いた。
だが、その発言はまるで通り魔のようだ。
「運良く、1番戦えなさそうなそいつが引っかかってくれたんだよ。なのに…邪魔者がって…!」
高校生は、怒りで肩を震わせていた。
真白は、しらけた顔で高校生を見る。
颯馬は、呆れた顔で高校生から視線を阿部に移す。
目黒は、怒りで拳を震わせる。
向井は、衝撃で怒りすら湧いてこない。
渡辺は、舌打ちをひとつ、悔しげに高校生を睨みつける。
深澤は、瞳の温度が消え、表情がなかった。
「……誰に、指示されたの…?」
冷たい沈黙の中、苦しそうに阿部が問いかける。
「……」
高校生は、黙ったまま。
「…ここで話せば、君の殺人未遂は目を瞑ってあげるって言ってるんだけど?」
沈黙を貫く高校生に、阿部は少し強めに言い直す。
「このままだと、君は普通に警察に捕まる。いくら任務だからって言っても、警察には通用しない。」
「……」
阿部が語彙を強めていくたび、高校生が焦っていくのがわかる。
「君の高校だって、探すのは簡単だよ。」
最後に、鋭い瞳で阿部がとどめを刺す。
高校生は、怒りではなく焦りで震え出した。
「…女に…女に言われた…」
声を上ずらせながら白状する。
「…もし、怪しい5人組の男がいたら、殺せって…誰でもいいから、殺せって……」
「…なんで、そんなの引き受けたの?」
「もし殺せたら、願いを叶えてあげるって、言われたんだ…そしたら、ちょうどよくあなたたちが来たから…」
高校生はようやく正気に戻ったのだろう。
先程までの殺意はなく、ブラックバイトに手を出してしまった高校生だ。
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第38話読み終わったよ〜〜!!😭💕💕 まず阿部ちゃんが狙われるシーン、マジで息止まった…!!9階からの落下とか水中で押さえつけられるとか描写がリアルすぎてこっちまで苦しかったよ😱💦 颯馬くんと真白さんの機転で助かったから良かったけど、本当に危ないとこだったね…! 真白さんの「試し」エピもゾクゾクした〜!笑顔なのに目が笑ってなくて、でも最後に「本気っていうのは本当だよ」って囁くギャップがたまらんかった😭💕 深澤くんの顔真っ青になってるの想像できちゃう…! そして何よりめめちゃんとこーじの「蓮くん」「康二」呼び尊すぎませんか!?!?🥺💖💖 恥ずかしがりながら名前呼ぶこーじと、平然と「康二、可愛いよ」って返すめめちゃんの温度差にやられた…!!この二人の距離が進んでるの嬉しすぎるよ〜〜!!次回の作戦もドキドキだけど、絶対成功させてほしい!応援してるね!!🌸✨