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第二話 集結!新たなる一等星達!
ci「…で、生徒会室ってどこですのぉ!?」
放課後、三年棟を歩き回るci達
しかし、何周しても生徒会らしき部屋に辿り着く気がしない
mob「あっちですかねぇ?」
mob「こっちかもしれませんわ!」
うろちょろしていて時間だけが過ぎていく
そろそろ集会の時間では無かっただろうか
ci「どうしよぉ〜泣」
?「そこの一年生」
ci「え?」
名前を呼ばれて振り返った先には
ピンクや白のリボンで髪を可愛らしく結って、フリフリなスカートを見につけた青い髪の女生徒だった
白くて細いアンダーフレームの眼鏡の奥から見た目に反した、 死んだ魚の様な目がこちらを見据えている
ci「だ…誰ですの?」
?「まぁ良いからさっさと着いて来てくださいまし」
カッカッ
ci「エェッ…ちょっ…」
?「貴女、生徒会の立候補者じゃないの?」
-生徒会-
この言葉が焦っていた智乃の心を落ち着かせ
違う高揚を灯した
ci「そう…そうですわ!」
?「じゃあ、立候補者だけ 早く着いて
来なさい」
ci「はい!」
ci「ここは…?」
フリフリの女生徒が立ち止まった目の前には
大きなステンドグラスの壁が建っていた
ci「あのっ…ここ、行き止まりでは?」
?「黙って見てなさい 」
女生徒はチラリとこちらを見てから、一歩、壁に向かって踏み出した
?「菊よ、開け」
女生徒が呪文の様な言葉を呟くと グラスが
音を立てて動き始めた
そのグラスは、リズミカルに移動を続け
やがて扉ほどの隙間が出来た
?「さぁ行くわよ」
ci「ちょっと!えぇ〜?!」
カチカチカチ…ガチャン
ci「本当に生徒会室に行けるんですの?」
「まず貴女誰ですの!?」
?「後でしっかり説明する時間があるから、
信じなさい」
ci「ふぇぇ〜…」
?「あんた、ほんとに生徒会立候補者?
弱々し過ぎやしない?」
ci「っ!!そんな事無いですわ!」
?「まぁ別にどうでも良いんだけど…」
そうこうしているうちに、大きな重厚感のある扉の前に辿り着いた
周りを見渡す限り、隠し通路の最奥なのだろう
?『可惜夜の乙女!入ります!』
女生徒は服装をしっかり直し扉の目の前に立つと 高らかに唱えた
すると、扉が解錠する音が聞こえ重々しい音を立てて開き始めた
?「失礼します」
「ほら、おいで」
ci「っ!はい!」
そこはとても美しく厳格な建物だった
ちょっとしたロビーの様に開けた空間
壁や天井には桜や菊、雪を模ったステンドグラスが施されていて、照明もアンティーク調のシャンデリアが構えていた。
床も教会の様なシンメトリーの模様が施されてツルツルに磨き上げられている。
本棚や近くの机にも多くの本が置いてあり、
色とりどりのインテリアにも目を奪われる。
色々な所をキョロキョロしていると、前から声がして来た
態度的に青い少女の同級生だろうか
栗色の肩ほどの長さの髪が外はねになっていてショートブーツとふんわりとしたスカートで幼い印象を受けたのだが
?「あれ?今日は一人じゃないんだ」
?「えぇ、迷ってたから連れて来たわ」
?「良い子ちゃんだねぇ笑
いつまで続くかなぁ笑 」
?「うるさい、後輩の前よ」
ci「えっと…」
?「貴女も生徒会立候補者でしょ?こっちおいで?」
ci「はい!」
ci「…って、えぇ〜〜!?!?」
立候補者が集まっているという教室に入るや否や 智乃は驚きと絶望と絶望が隠せなかった
ci「なんであんた達がいるのよ…💢」
目の前に座っていたのは他でも無い、
智乃のライバルである
一学年一位、露穂子・R桃井と二位、檜山 翔子だった
rbr「なんでって!成績一位の私が生徒会に立候補しないなんて馬鹿げた話ではありませんこと?!」
shp「…」
高らかに笑う露穂子を横目にうんともすんとも言わない翔子
なんか言えや!!
そんな事を考えながら
ciは歯軋りする
?「今年の一年は癖が強いわねぇ笑」
?「本当ね」
「これで全員かしら?」
?「今年はすくないですわねぇ」
?「本当に、去年の活気が嘘みたい」
?「全員集まっているのなら始めましょう
か」
ut「皆さん初めまして」
「私、生徒会会計役員の
宇都島 蒼子と申しますわ」
zm「同じく、生徒会書記・広報役員
蘇曽街 夢乃と申しますわ!」
2人が話し始めた瞬間、厳格で強い気を感じた
ci(これが生徒会の気…私も、あんな風に!)
ut「第一回目の立候補者集会には、生徒会会長、副会長は出席出来ない事になっています
ので、予めご了承ください」
zm「今年の立候補者は3人と少ない為…」
全員「?!?!」
?「あれっ?もう始まっちゃってる? 」
大きな音にその場の皆が振り返った
そこには、肩で息をするほど走って来たであろう少女が立っていた
大胆に着崩した制服と眼帯、帽子の角の飾りが
彼女の異様さを物語っている
zm「貴女!どうやって入って来たの!?」
?「えっ?あのおねぇさんが扉開けてるの
見てぇ笑着いて来ましたぁ笑」
zm「ちょっと、ウツ!?」
ut「私としたことが…まさか見られていたなんて…」
「申し訳ありませんが、部外者は退出願います」
?「私、部外者じゃないですよ笑
立候補者」
全員「えっ!?」
?「途中道迷っちゃっただけで、此処にむかってたんですよぉ?それなのに置いてっちゃうなんてひどい泣」
ut「貴女…」
rbr「というか!いかなる理由があろうと遅刻するなど言語道断!」
?「めっちゃ硬いなぁ…笑
脳みそ岩でできてるんでちゅかぁ〜笑」
rbr「チッ!…このメスガキ! 」
shp「ねぇ!!」
?.rbr「!?」
shp「ここで喧嘩してる場合?生徒会の邪魔するなら帰って」
rbr「ゥッ…確かにそうですわ…」
zm「貴女も立候補するのであればお座りください」
?「ありがとうございまーす♪」
to be continued
馬鹿長いダァ