本人様に関係ありません
実況者様二次創作
読めれない人戻ってね
sh side
数ヶ月前から体が重い
何もしたくなくって布団から出ることができない。出たくない
ちょっと前までゲームがしたくてしたくてしょうがなくって布団があまり好きではなかったのに
原因はなんとなくわかってる。
目の前で親友が死んでしまった
あの時、
「家に帰るまでで競争しよう」
なんて言って走ってしまったから
皆やめろって言ってたのに
俺が言い出さなければbrはついてこなかった
brが飛び出してしまうことが無かった
……nkが死んでしまうことも無かった
皆が暗くなってしまうことも無かったはずだ
あの時から…、、体が鉛のように重い
何も働かない
頭も体も手も耳も何もかも動かない
いや、動かしたくない
あの時みたいに安易に行動して、失敗したくない
誰かを傷つけたくない
動かないこの体は、俺から全ての気力を奪っていく
大切な親友を傷つけてしまった己の言動が醜くって何もしたくない
気力が湧いてこないのは俺の罪が吸い取っているからだろうか
罪滅ぼしになるなら…、、
いくらでも________
kr side
私は、この性格が嫌いだ
時間が迫ってくると妙に落ち着きがなくなって
「とにかくなにか行動しないと」と、思ってしまう
あの時も、下校時間が迫っていて
とにかく先生に怒られないように学校から出ようと皆を急かして
それなのに図書室から離れようとしなかったsmにイラついて引っ張って帰ろうとして
大急ぎで帰る準備をさせて
皆で校門から出て
そして___
nkが車で轢かれた
あの時
もう少し、出るのを遅くしていれば
もう少し、図書室から出るのを遅らせていれば
皆と帰る時間をもう少し遅らせておけば
自分がこんな性格でなければ
smを急かさなければ
nkは死なずにすんだかもしれない
俺なんかが…、、生きてて良いのだろうか
死ねば…、、nkのところへ行けるのだろうか____?
kn side
遮光カーテンを閉じきって天井にあるはずの乳白色の光は光っていない
真っ暗な部屋の中にある布団の中でうずくまっている俺
外ではマスコミが騒いでいて2階にいるはずの俺の耳まで届いてきてとてもうるさい
ガチャ
pk「失礼しまぁ〜す…、、」
1学年上の先輩
pk先輩とは小さい頃からお世話になっているから、家の鍵を渡している
緑がかった黒髪も部屋が真っ暗なせいでただの黒にしか見えない
「pk先輩…、、いらっしゃい…、、すみません…」
生気のない声
こんな声…嫌になる…
pk「良いよ、別に。いつも世話してる大切な後輩なんだから。」
「…、、ありがとうございます…」
pk「これ、kn一人なら1週間は生活できる必需品達、ここ置いとくよ」
「いつも…、、すみません」
pk「………、、いいよ。knのお父さんには昔お世話になったし」
pk「…流石に暗いよ…明かり…、、やっぱり怖い?」
「はい……、、」
pk「…、、わかった」
pk先輩が部屋に来てから20分くらいだろうか、
ちょっと前まで静かだった部屋に
またインターフォンが鳴った
ピンポーン
「ヒッ!嫌!嫌だ…ッ!」
pk「大丈夫!大丈夫だよ‥kn!」
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
___________________
鬱陶しいほど何回も何回もなり続けるインターフォン
きっと、nkの件でのマスコミだろう
pk「もう…、、声が聞こえてこない…かな?大丈夫だよkn…、、」
落ち着いてしまったせいなのか俺はそのまま深い眠りへ入ってしまった
インターフォン___
ずっとなり続けるせいでこの音が怖くなってきた
いや、音だけじゃない
カメラが眩しい光をだす
だから、光が怖い
マスコミが迫ってきて質問攻めしてくる
だから、人が怖い
外へ出たくない
怖い
でも…、、これは完全に俺が悪い
数ヶ月前のnkが死んだ交通事故
あの時の車の運転手は__
俺の父だ
おそらく、マスコミはどこからか俺の父が加害者だと知って面白がって取り上げているのだろう
ネットの世界にはあまり触れた記憶は無いのにここまでくると
俺と父の境遇が面白いからかもしれない
確かに、俺の家は母さんが早く死んでしまって、シングルファザーで収入も少なくて
俺を養うために働きづめになって
仕事中に睡眠不足での居眠り運転による速度超過
歩行者1名を轢いてしまい
結果、高校生1名が搬送されて4時間後に亡くなった
しかも亡くなった高校生の親友が加害者の息子
加害者の息子の目の前で高校生は轢かれる
なんて___
マスコミが飛びつきそうなネタだ…、、
俺がいなければ父さんはこんなに働き詰めにならずにすんだ
父さんは仕事で疲労がたまらずにすんで
車を運転してもnkは轢かれずにすんだ
俺さえいなければ生まれてさえ来なければ
死なずにすんだのに…、、
ねぇ…、、nk…、、
この前、学校で皆で出かけたときの写真を見てたけど
俺は気丈に振る舞えてた?
なんとなく、nkに似た視線を感じたから…、、わからないと思ってたら大間違いだよ…、、
ねぇ…、、nk…。
nkは俺のこと、嫌いになった?
nkの命を奪った加害者の息子
俺は今まで育ててくれた父を恨むことはできない
だから、nkも父を恨まないで欲しい
だから、父の代わりに俺を恨み続けて欲しい
父さんに大変な事をたくさん背負わせてしまった
俺が生まれてきた罪を少しでも軽くできるかもしれない
父の罪を、俺を恨むことで少しでも軽くして欲しい
こんなこと、死んでしまったnkに頼んで良いことかどうかはわからないけど
どうか…、、お願い。
たとえ突き放してもいいから
nkのところへ生きたい
行って…、、謝りたい
「こんな俺が生まれて、nkと出会って…、、皆と出会って…、、親友になってしまってごめん」
って…_______
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