今日は影日の日だって?
それは昨日だろって?
私のなかでは毎日が日影の日なのでおーるおっけーです(
腐向けHQ
日影
20歳
お酒
ほのぼの
※本作品とお名前をお借りしている作品との関係は一切ございません。
日向side
「ひなたぁ、」
日向翔陽20歳、冬。
酔った影山飛雄に、戸惑っています。
「影山…お酒弱いんだな」
そう言いながら、頬杖をつきながら机の上に突っ伏した影山を見る。
「よわく、なぁ、、」
完全に弱いだろーが、なんて言いながら、頭をわしゃわしゃと撫でまわした。
「ん…ひな、た、」
「はいはい…」
両手を広げながらこちらに寄りかかってくるのを、同じようにして受け止めた。
眠そうにしながらうんうんと唸る影山。
「影山、眠いんだったら寝ててもいいぞ」
影山の背中や頭をポンポンすると、瞼が閉じかけた。
しぱしぱと瞬きをしているものの、ほとんど閉じている。
「や、だ……おれ、ねない…」
「全然寝てていいんだけどなぁ…」
そう言うと、影山は俺の方へ寄ってきて膝枕の体制になった。
バレーやってるから筋肉もそこそこついてるだろうし、心地よくはないだろうな、と思いながら、頭を撫でた。
「やぁ…ねちゃ、う、だろーが……」
「だーかーらぁ、寝てろって」
「でも……」
そう言って何かを言おうとしたが、とうとう彼の瞼は閉じてしまった。
「…そこで寝るか?普通」
空気読めないのは相変わらずだな、とふと思ったが、声には出さなかった。
「ひな、た…」
「…はいはい」
寝ているとき、頭を撫でるとすごくうれしそうな顔をする。それを見るのが、最近の楽しみ。
こういう楽しみがあるから、強すぎるわけでもないお酒も悪くないなと思える。
「ふ、あぁ…」
そろそろ寝るか、と思うより先に、俺の瞼は閉じてしまった。
「…ねたら…ひなたといっしょにいるじかん…へる、、」
そう言っている声は、俺には届かなかった。
END_
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