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深夜の国際線。灯りが落ち、眠る機内。

ブランケットを肩までかけたふたり。隣席は空いている。


「ねえ、すちくん……さっきから、何回触ってるの……」

「みことが可愛すぎて、我慢できないだけ」


ブランケットの下、すちの手はすでにみことの下腹部をやさしく撫で、

スウェットの内側に滑り込んでいる。


「……っん………だめっ……」

「ここ、やわらかい……すぐ入れられそうだね」


指でなぞったそこから、水音が立つ。

みことは手の甲を噛みながら、もじもじと脚を閉じようとするが──


「だめ、逃がさない」

「っ、あ……っん……や、ばれちゃうよ……」

「声、殺してればバレない。……奥まで突かせて?」





すちは自分のズボンを少し下げ、みことの脚を開かせ、

狭い座席の上で腰をずらすように重ねる。


みことのスウェットを膝まで下ろし、

ブランケットの下で静かに自身を添え──


「いれるよ。準備、もう十分だから」

「……うん、きて……っ、すちくんの、ちょうだい……っ」


ぬるっとした音と共に、先端が押し広げていく。

みことが両手ですちの袖を掴み、震える声で耐える。


「っん、んぅ……っく……くる、すちくんの……奥まで……っ」

「もう全部入ってる。中、ぎゅうぎゅうで……やばい……」





身体はほぼ動かさず、腰を小刻みに突き上げる。

摩擦音とぬちぬちした水音だけが、ブランケットの中で響く。


「っん、ふっ……や、すちくん、そんな激しく……っ」

「中が吸い付いてくる。すごい……ほら、もっと奥まで」


すちの手がみことの口元を塞ぐ。

声が出そうになるたび、唇を噛む。


「だめっ、イっちゃうっ、もう、だめぇ……っ」

「イっていい。でも声は、ここで押し殺して──」


みことはすちの腕に顔を埋めたまま、

ぶるぶると震えて、奥でイってしまう。


「……っっ、ぅ……んん、んぅっ……っ♡」


狭い機内の中、誰にも気づかれないように。

でも身体は何度も反応して、中がきゅっと締まる。





「まだイける? ……まだ収まってない」

「んっ……や、でも……またっ、はげしく、したら……っ」

「抑えるから。声、口で塞いでやる」


みことの唇にすちがキスを落とすと同時に、

突き上げがさらに深く、速くなる。


「っ、くち……くる、っ、すちくん、しぬっ、っぅぁ……♡」

「じゃあ、イくとき俺の舌で全部吸わせて」


腰を打ちつけるたび、みことの中が震える。

背中まで痺れるほどの快感で、何度も、果てる。


熱を吐き出すように、すちも奥へと──

びくびくと脈打つ自身を、最奥で解き放つ。





「……ばれなかった、よね……?」

「完璧。けど、次また来たら……」

「……えっち、される……?」

「正解」


着陸までの時間、みことはすちにしがみついたまま、

まだ熱が残るおなかを押さえて、

こっそり笑った。



𓏸𓏸短編集 🍵×👑

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