テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
人生とは生きるにあたりいすのか。ただそれを考えながら、生きている。私は、もうじき37歳になる小学校教師である。うつ病が原因で休職しており、二年間暗闇の中で生きている。こんな私がなぜ、このような事態になったのかを今から回想していく。それは三年前に遡る話になるのだ。
今日も、朝5時に起床して、六時半には家をでる。
「もうこんな、時間か。朝早めに学校に行って、授業の準備や宿題の用意をしよう。」
私は、朝ご飯も食べずに、仕事の用意をするとともに、駐車場に行く。駐車場はアパート近くにあり、アパートから出ると早足で駐車場までいく。駐車場に来ると、車に乗り込み、タバコに火をつける。タバコを吸いながら、仕事に向かうことが日課だった。タバコの味は美味しいとも不味いとも言えない味だ。毎日の習慣になっており、体が勝手にタバコに手をつける。人生もそれに似ていると思う。楽しいわけでもなく、辛いわけでもない灰色の生活だからだ。車を運転しながら、ユーチューブで音楽を聴く。最近聞いている音楽は「クイーンのボヘミアンラプソディ」である。何も考えずに、何度もリピートして聴いていくのだ。1本目のタバコを吸い終わると、車の中にあるペットボトルの中に吸い殻を入れる。吸い殻の中からでたタバコの灰が車の中にはみ出しても気にすることはない。吸い終わるとともに、2本目のタバコに火をつけるのだ。機械的に生きている私は、車を運転しながらタバコを吸って、ボヘミアンラプソディを聴きながら職場に向かうのだ