あの後、shkは体育館へは来なかった…。
体育の授業が終わり、担任にshkはどうしたのか聞くと、どうやら具合が悪くなって早退したらしい。
kn「やっぱり、あの時見た傷は見間違いじゃなかったんだ…。」
教室に戻りshkの席を見つめて呟く。
この後の授業の内容なんて全然入ってこなかった。shkの事が気になって仕方がなかったからだ。
kn「明日は来るかな…」
shkが来るのを期待しながら帰路を進む。しばらく歩いていると、大きな物が割れる音がした。
kn「うわっ!び、びっくりしたー…」
なんだか怖くなり俺は急いでその場を離れようとした…
??「……なさい!」
kn「…?」
物音の後になんだか聞き覚えのある声が聞こえた。俺は咄嗟に走るのをやめて、じっとその場に立ち尽くす。
??「ご…さいっ…ごめ…!」
kn「…あの声って。」
俺は物音と声がした方へと向かった。しかし、沢山の家が立ち並び、どこからなのか検討がつかない。俺はひたすら歩き回る。
kn「この辺りなはず…」
??「ん゛っ!!ごめ…」
声は先ほどよりも聞こえるようになった。恐らくこの家であろう場所に着く。
kn「…来たのはいいけど、俺はこっからどうすればいいんだ…」
sh「ごめんなさいっ!」
kn「やっぱり…」
はっきりと聞こえた。謝るshkの声…あの傷…放っておけないのに、なす術が無く俺は家の前で突っ立ったまま…。
kn「…いや!このままじゃ帰れないって!」
俺は恐る恐るインターホンを鳴らした。
しばらく待ってはいたが反応はない。物音やshkの声も聞こえなくなった…。
kn「ダメか…」
俺ができる精一杯だったが、結局何もできなかった。明日shkが学校に来る事を祈りつつ俺は家に帰っていった。
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