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君の味方

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君の味方

2 - なす術なし?

♥

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2023年11月05日

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あの後、shkは体育館へは来なかった…。

体育の授業が終わり、担任にshkはどうしたのか聞くと、どうやら具合が悪くなって早退したらしい。


kn「やっぱり、あの時見た傷は見間違いじゃなかったんだ…。」


教室に戻りshkの席を見つめて呟く。




この後の授業の内容なんて全然入ってこなかった。shkの事が気になって仕方がなかったからだ。


kn「明日は来るかな…」


shkが来るのを期待しながら帰路を進む。しばらく歩いていると、大きな物が割れる音がした。


kn「うわっ!び、びっくりしたー…」


なんだか怖くなり俺は急いでその場を離れようとした…


??「……なさい!」

kn「…?」


物音の後になんだか聞き覚えのある声が聞こえた。俺は咄嗟に走るのをやめて、じっとその場に立ち尽くす。


??「ご…さいっ…ごめ…!」

kn「…あの声って。」


俺は物音と声がした方へと向かった。しかし、沢山の家が立ち並び、どこからなのか検討がつかない。俺はひたすら歩き回る。


kn「この辺りなはず…」

??「ん゛っ!!ごめ…」


声は先ほどよりも聞こえるようになった。恐らくこの家であろう場所に着く。


kn「…来たのはいいけど、俺はこっからどうすればいいんだ…」

sh「ごめんなさいっ!」

kn「やっぱり…」


はっきりと聞こえた。謝るshkの声…あの傷…放っておけないのに、なす術が無く俺は家の前で突っ立ったまま…。


kn「…いや!このままじゃ帰れないって!」

俺は恐る恐るインターホンを鳴らした。




しばらく待ってはいたが反応はない。物音やshkの声も聞こえなくなった…。


kn「ダメか…」


俺ができる精一杯だったが、結局何もできなかった。明日shkが学校に来る事を祈りつつ俺は家に帰っていった。


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